「オラクルカードって絵柄が綺麗だし、優しいメッセージばかりだから何回も引きたくなるなぁ」
そんな考え方を持っている方は、一度立ち止まりましょう。
優しいメッセージをくれるオラクルカードにも、実は危険な面があるのです。
今回は、
- オラクルカードの危険性
- オラクルカードで起こり得る危険を回避する方法
この2点について詳しく紹介します。
オラクルカードの危険性
実はオラクルカードは、降霊術の一種なのです。
降霊術の代表と言えば、こっくりさんやキューピッドさん、エンジェルさんです。
かつて日本で一大ブームとなりましたが、事件や事故が起こり、「こっくりさん禁止令」が出た学校もありましたね。
そんな危ないこっくりさんとオラクルカードが同種と言われると、少しオラクルカードに対するイメージが変わりますよね。
降霊術ゆえにどんな危険があるのかと言うと、
- 悪い霊のせいで、間違ったメッセージを導いてしまう可能性がある
- 悪い霊のせいで、占い依存症になる可能性がある
その結果、不幸になってしまうという流れです。
幸せになるための占いなのに、不幸になってしまったら元も子もないですよね。
一体どういう事なのか。
さらに具体的に見ていきましょう。
オラクルカードとは?
カードの危険性を知るために、まずはそもそもオラクルカードがどのようなツールなのか理解しておきましょう。
『oracle=神託、神託を伝える人』という意味です。
神託とは、神様からのお告げのことです。
オラクルカードは、今の自分に必要なメッセージやアドバイスを神様から授かるために使われます。
なので、
「好きな人に振り向いてもらうために、今の自分はどうすればいいですか?」
「仕事を辞めるかどうか迷ってます。今の自分にアドバイスをください」
このような時に適した占いとお考えください。
オラクルカードは、1970年代に西洋で出版されたものが最古なので、歴史はまだ浅いです。
しかし瞬く間に世界各地で人気となり、今では日本でも数百種類のカードが出版されています。
タロットカードよりもリーディングの難易度が易しく、絵柄も豊富なため、初心者でも手を出しやすい占いと言えるでしょう。
この世とスピリチュアル世界を繋ぐオラクルカード
「神様からのメッセージなのに、なぜ危険なの?」
こんなご意見もあると思います。
しかし神託というのは、本来「巫女」や「シャーマン」といった、霊的な力を持った特別な人達が授かるものです。
『oracle』の『神託を伝える人』というのは、そういった職業の人達を指しています。
彼らは、この世とあの世(神様や人ならざる者の世界)を繋ぐ、架け橋のような存在です。
神託を授かるには、あの世と繋がること、いわゆるチャネリング(霊的な存在との交信)をしなくてはいけません。
お手軽な占いツールと言えども、オラクルカードは神託を授かるものです。
つまり「占うたびに霊的な存在の力を借りている」ということになります。
それは先にも述べましたが、降霊術のこっくりさんと同じであるということです。
降霊術はなぜ危ないの?
「幽霊なんか見たことないし、大げさだよ」
本当にそうでしょうか。
見えないし感じられないからこそ、その場に降霊された存在の善悪が分からないのです。
降霊術は、必ずしも聖なる存在が来るとは限りません。
近くにいた悪しき存在が来ることもあるのです。
降霊術は「おーい!こっちにおいでよ!」と、霊的な世界に呼びかける事と考えてみてください。
楽し気に呼ばれれば、誰だって気になります。
「寂しいから行こう」とか、
「自分はすごくムカついているのに、あいつらばっかり楽しそうだ。ぶち壊してやろう。」
そんなことを考えている霊だっているでしょう。
もし悪い霊に目を付けられたら、どうなるのでしょうか?
こっくりさんの場合は、色々な問題や悲しい事故などが起こった話が残っていますよね。
オラクルカードの場合は、間違った神託を提示して、悩んでいる人を惑わせます。
そして悪い結果へと導いてしまうのです。
どんな悪い結果がやってくる?
「オラクルカードには、タロットカードでいう「塔」とか「悪魔」みたいなマイナスのカードは無いから、悪い結果なんか出ないし怖くないよ」
確かにそうです。
しかし、本来は努力すべき時に「遊びましょう」という意味のカードが出たらどうでしょう?
努力を怠った結果、そのツケを返す時がやってきます。
そして、あなたは「なんでもっと頑張らなかったんだ!」と、後悔するでしょう。
その状況は、ハッピーでしょうか?
あとは「オラクルカードに依存させる」というケースもあり得ます。
「望むカードが出るまで何回も引き続けてしまう」
「何をするにも、カードに聞いてからではないと決められない」
そんな風に自分で決断できない人生はどうでしょう?
あまり幸せとは言えないですよね。
でも、あまり怖がらず、どうか安心してください。
きちんと理解を深めさえすれば、安全にオラクルカードを楽しむ事は、全く難しいことではないのです。
オラクルカードで起こる危険を回避する方法
オラクルカードで起こり得る危険を回避するため、そして安全にリーディングをするために有益なのは、次の3つの方法です。
- グラウンディングしっかりすること
- 一日のリーディング回数を決めておくこと
- 空間の浄化をすること
「グラウンディング?何それ?」
「浄化って、お祓いしてもらわなきゃいけないの?」
難しい儀式のようなものをイメージする人もいるかと思います。
しかし、実はとっても簡単なのでご安心を。
詳しく説明していきますね。
① グラウンディングをしっかりする
グラウンディングとは、大地や自然との繋がりを大切にすることです。
「この世」である地球にいることを認識しておけば、「あの世」の存在に引っ張られても対抗できます。
グラウンディングには、裸足で土や芝生を歩いたり、森林浴などの方法があります。
自然とのふれ合いはリラックス効果も高く、メンタルの安定にも効果的です。
心が不安定の時は悪い存在に騙されやいので、一石二鳥と言えるでしょう。
グラウンディングとヒーリングを兼ねて、地球と仲良くしてみると良いですね。
② 一日のリーディング回数を決めておく
楽しいからと言って、何度もチャネリングをするのは危険です。
チャネリングの回数だけ「あの世」と繋がるので、「この世」の自分が不安定になってしまいます。
そしてチャネリングはエネルギーの消耗が激しく、疲れてしまいます。
疲労した状態ですと、悪い存在が寄ってきやすいので要注意です。
リーディングは、疲れを感じない程度の回数にとどめておきましょう。
③ 空間の浄化をする
悪い存在は、不浄の場所に集まってきます。
心霊スポットに廃墟やジメジメしたトンネル、トイレなどが多いのは、不浄だからです。
お部屋の掃除は、一番の浄化です。
お部屋だけでなく、玄関や水回りが汚いと悪い存在が寄ってきやすくなります。
忘れずに綺麗にしてくださいね。
また、カーテンを開けて太陽光を入れ、風通しの良い部屋にしましょう。
邪気払い効果のある「ラベンダー」や「ローズマリー」などのアロマを活用するのもおススメです。
この2種以外にも「バジル」や「セージ」など、様々な浄化に適したアロマがあるので、自分の好みに合う香りを探してみてください。
まとめ
「オラクルカードを使うのは、怖いからやめよう」
そのように思ってしまうのは、とてももったいないです。
せっかく数百種類もあるカードの中から選んだ、あなたのパートナーです。
オラクルカードは使い方を間違えなければ、あなたの心強い味方になってくれます。
危険性や対策をしっかり理解して、ぜひオラクル占いを楽しんでくださいね。