『皇帝』は社会のトップに立つ人物が描かれています。
赤い衣服と王冠、堂々とした姿勢は、情熱と頼りがいがあることを表しています。
目標を実現するパワーのあるカードです。
あなたが手に入れたい目標(恋愛)はどのようなものですか?
今回は、『皇帝』の「恋愛」での意味&キーワード、そして「相手にとって自分はどういう存在?」といった相手の気持ちを占う時の解釈例や解釈のポイントについて詳しく紹介していきます。
タロット「皇帝」恋愛での意味&キーワード
正位置の場合の意味・キーワード
野心/行動力/リーダーシップ/責任感/包容力/権力/自信がある/ライバルに勝利
正位置で出ると、積極的に行動することで、成功する恋愛を表します。
あなたが主導権を握り、リードするぐらいのつもりでよいでしょう。
逆位置の場合の意味・キーワード
頑固/自分本位/ワンマン/無責任/自信がない/強引/力で支配する
逆位置になると、野心が裏目に出ます。
相手のことを考えず、強引に自分の考えを押し付けては、相手は離れていくだけです。
恋愛での【相手の気持ち】に関する相談内容別の解釈例
ここからは、恋愛での「相手の気持ち」に関する相談内容の中でも、特に多い次の5つについて、「解釈例」と「解釈のポイント」を解説していきます。
- 「片思いの相手にとって、私はどういう存在?」
- 「気になる彼と両想いになれる?お付き合いが始まる可能性は?」
- 「交際中の彼は、結婚についてどう思っている?」
- 「交際中の彼、私のこと本当はどう思っているの?」
- 「別れた彼は、復縁についてどう思っている?」
では、順番に見ていきましょう。
「片想いの相手にとって私はどういう存在か」について占う時の解釈例
「あの人にとって私はどんな存在なの?」
お相手の気持ちが、今どういう段階なのか気になりますよね?
「片思いの彼が、私をどう思っているのか」を占う時の解釈例と解釈のポイントを見てみましょう。
正位置の場合
あなたを頼もしくカッコイイ人だと思っているようです。
自立していて、自分の意見もしっかり言えるあなたは、ステキに映るのです。
こちらから積極的に話しかけて、距離を縮めてみてはいかがでしょうか。
情熱的な面を知って、お相手もあなたを意識するようになるでしょう。
【ここが解釈のポイント!】
『皇帝』の正位置の印象は「行動力」「積極性」。
現実に実力があり、公私ともに堂々とした感じがあります。
相談者を尊敬している段階と思われます。
赤い衣服は情熱的な面を表します。
相談者側からアプローチしていくことで、相手に意識させることができるでしょう。
逆位置の場合
あなたのことを少し「頑固な人」「気難しい人」だと感じているかもしれません。
それもまだ、あなたをよく知らないがゆえのことでしょう。
お相手の気持ちは友人の域を出ていません。
気さくで話しかけやすい雰囲気を作ってください。
こちらから強引にアプローチすると、お相手は引いてしまいそうです。
【ここが解釈のポイント!】
逆位置だと、相手には「自分本位な態度」に見えることがあります。
わがままで、強引な印象を持たれてしまうと、近づきにくくなるでしょう。
相談者側から積極的に近づくより、相手が話しかけたくなるような状態を作った方がよさそうです。
「気になる彼と両想いになれるか」恋愛の未来・最終結果を占う時の解釈例
「好きだと伝えてもいいのかな」
「付き合ってほしいと言われたら?」
恋愛で一番ドキドキする時期かもしれませんね。
「片想いから両想いへ進む可能性があるのか」、「お付き合いできる可能性があるのか」を占う時の解釈例と解釈のポイントです。
正位置の場合
お付き合いに発展する可能性は十分あります。
お相手はあなたのことを、「信頼できる立派な人」ととらえています。
ただ、お互いに少々プライドが邪魔するかもしれません。
情熱的な気持ちを隠さず、積極的にアタックしてみましょう。
【ここが解釈のポイント!】
『皇帝』は石のしっかりした椅子に堂々と座っています。
現実的な「安定と成功」を示します。
赤い衣服は「情熱」と「強い意志」を表し、積極的に行動することで、「勝利」できることを意味します。
地位の高い人物なので、「プライドも高い」です。
プライドが邪魔して、告白できないようでは、もったいないと感じます。
逆位置の場合
あなたは自信がなく、お相手に対して消極的になりすぎているのかもしれません。
もしくは、気持ちが先走って、相手の都合を考えず、わがままな言動をしていませんか。
どちらにしても、お相手の気持ちが、あなたから離れる原因になりそうです。
消極的でも積極的すぎても、うまくいかない時期のようです。
今はフラットな状態に持っていくことがベストでしょう。
【ここが解釈のポイント!】
逆位置なので、「消極的」「積極的」どちらかが「過ぎている」状態と読みます。
相手も相談者をさほど意識している状態ではなさそうです。
そのような相手に「消極的」であっても「積極的」であっても、気持ちは伝わらないでしょう。
今はまず「普通の態度」で接し、相手のことをよく知った方がよいでしょう。
「交際中の彼は、結婚についてどう思っているか」を占う時の解釈例
お付き合いが順調なら、「結婚」もどうなるのか気になりますよね。
「付き合っている相手が、結婚についてどう考えているのか」を占う時の解釈例と解釈のポイントを見ていきましょう。
正位置の場合
絆をしっかり感じられる2人です。
意見を言い合い、時にはケンカになることもあるかもしれませんが、そのくらいで揺らぐ関係ではありません。
お相手は責任感もあり、2人の将来を真剣に考えています。
あなたをリードしたい気持ちもあるので、お相手のペースに任せてよさそうですよ。
【ここが解釈のポイント!】
『皇帝』にふられた。数字は「4」で、皇帝の座っている王座は、石でできたしっかりしたものです。
どちらも「安定」「信頼」を表します。
皇帝はリーダーシップをとる人物であることから、この恋愛に対しても自分が「リードしたい」と思っているでしょう。
「現実的な目標(結婚)を成し遂げられる」ことを意味するカードでもあります。
逆位置の場合
お相手は、自分の思い通りに事を進めたい感じがあります。
あなたがどう思っていようと、あまり考えてくれていないかもしれません。
少々強引に「君もそう思っているよね?」と将来のことを決めてかかっていそうです。
たとえ結婚の話が出ていたとしても、今は進めない方がよさそうです。
あなたもきちんと意見を伝え、2人の気持ちが寄り添えるようになるまで待ちましょう。
【ここが解釈のポイント!】
相手が逆位置ですので、「自分本位な状態」であることを示します。
結婚の話が出ていても「無責任」な態度で、勝手に進めてしまうかもしれません。
悪気はないのかもしれませんが、今は相手のペースに振り回されないようにすることです。
「交際中の彼が、私の事を本当はどう思っているか」を占う時の解釈例
「最近何だかそっけない」
「ケンカが増えたな…」
など上手くいかない時、気持ちが離れてしまったのではないかと心配になりますよね。
「あなたの事を本当はどう思っているのか」を占う時の解釈例と解釈のポイントです。
正位置の場合
お相手はあなたに真剣に向き合っているようです。
「守ってあげたい」「リードしたい」気持ちがあるので、あなたがしっかりしすぎているとちょっと寂しいのかもしれませんよ。
基本的には、意見を戦わせてもダメになるような2人ではありませんが、時にはお相手に花を持たせてみるのもよいでしょう。
「あなたってやっぱりすごいね」と頼ってみてください。
【ここが解釈のポイント!】
「皇帝」は権力も野心もある人物です。
責任感もあり、少々のことで相手を見捨てたりはしません。
ただ、トップに立つ人物ですので「頼られたい」「尊敬されたい」気持ちはあるのでしょう。
尊敬している気持ちを言葉にすることで、相手の態度も和らぐと思います。
逆位置の場合
「ずいぶん身勝手だな」「強がってない?」「強引すぎる」などとあなたは感じているかもしれませんね。
精神的に不安定で、自信のなさから、そのような態度に出ているのかもしれません。
そう分かっていても、振り回されすぎて、つらいようなら少し離れていてもよいでしょう。
時間がたっても改善しないのであれば、お付き合いを解消することも考えましょう。
【ここが解釈のポイント!】
逆位置なので、相手が精神的に不安定なのは確かだと思われます。
だからと言って、相談者を「力で押さえつける」ような言動はよくありません。
皇帝の権力は、行き過ぎると「横暴」であることがあります。
一時的であれば、様子を見ることをすすめますが、相手の本性がDV的であれば、別れを決意する必要も出てくるでしょう。
「別れた彼が、復縁についてどう思っているか」を占う時の解釈例
別れてしまったけど、やっぱり忘れられない。
切ない思いでいっぱいですね。
復縁を望んだら、あの人も応えてくれるのでしょうか?
「復縁について、相手がどう思っているか」を占う時の解釈例と解釈のポイントです。
正位置の場合
あなたの積極的な思いと行動が、お相手の気持ちを動かします。
回りくどいことはせずに、ストレートに復縁したい気持ちを伝えましょう。
積極的なアプローチと言っても、お相手の様子はよく見てください。
くれぐれも傲慢な態度や上から目線な言動に気を付けてください。
【ここが解釈のポイント!】
積極的な行動が成功に近づく鍵であるのが『皇帝』のカードです。
目標を実現する力もありますので、復縁も叶いそうです。
『皇帝』は権力も持ち合わせている人物です。
相談者がリードするのがよいとはいえ、強引すぎる態度はよく思われないでしょう。
逆位置の場合
あなたが復縁を望んでいても、お相手は消極的です。
このような時期にぐいぐいアプローチするのは、よくありません。
お相手はあなたの強引さに離れて行ってしまいます。
別れの原因となった理由が、あなたにもあるのであれば、きちんと謝ることも必要です。
今はあなたの気持ちを押し付けず、冷静にお相手を見守りましょう。
【ここが解釈のポイント!】
逆位置だと、積極的な行動が裏目に出ます。
強い態度で出ると、相手は「身勝手だ」と感じるでしょう。
今は「復縁を望んでいる」と伝える時期ではないと判断します。
様子を見ながら、落ち着いた状況で話せるようになるまで、待つことをすすめます。
まとめ
『皇帝』は、堂々と王座に座る権力者の象徴です。
強い意志でリーダーシップをとる男性的なエネルギーも感じます。
正位置は「野心」「行動力」「実現力」などを表します。
自信に満ちた積極性が、相手の心をつかみます。
そして勝ち取った成功を安定・継続させる力もあるのです。
逆位置になると、「自分本位」「無責任」「自信がない」などを意味します。
エネルギーが過剰であれば、力で押さえつけるような形になります。
逆に少なければ、自信がなく、無責任になってしまうでしょう。
どちらにしても、自分のことしか頭にないようでは、うまくいきません。
相手との気持ちのバランスを考え、柔軟になることを心がけましょう。
参考になるアドバイスがあれば、ぜひ心に留めておいてくださいね。