”砂漠で若者がワンドを見ながら何かを考えている”
ウェイト版ワンドのペイジは、そのような絵柄が特徴のカードです。
「復縁できるかどうかを占う時にワンドのペイジが出たら、どう解釈すれば良いの?」
「仕事のことを占ったら、ワンドのペイジが出た。解釈を深く知りたい」
今回はそういう方に向けて、まずワンドのペイジの基本的な意味やキーワードを紹介した後に、
復縁ができるかどうかや仕事について占う場合の解釈例を詳しく紹介していきます。
ワンドのペイジの意味やキーワードを飛ばして、解釈例から見たい人はこちら↓から先にどうぞ。
では、詳しく見ていきましょう。
タロットカード「ワンドのペイジ」の基本的な意味&キーワード
ワンドのカードは14枚あり、その内の4枚は「宮廷札(コートカード)」や「人物札」と呼ばれています。
4枚のカードは宮廷における役職がテーマとなっていて、階級の高い方から「王(キング)」・「女王(クイーン)」・「騎士(ナイト)」・「ペイジ(小姓)」の順番です。
コートカードの解釈は少し難しいのですが…
- カードの特徴を持つキーパーソンが現れる
- 相談者自身がカードの特徴を持っている
この2点を押さえておけばOKです。
それを踏まえてワンドのペイジの説明に入りましょう。
ワンドのペイジは、冒険を楽しんでいる若者です。
具体的な年齢は15歳前後と言われていますが、「年下」・「後輩」・「部下」などと解釈しても良いでしょう。
ペイジは好奇心旺盛で、情熱的な性格をしています。
しかしまだ未熟なので、失敗することもしばしば…。
それでもペイジは諦めないで、夢に向かって前進し続けるのです。
では、より詳しい「ワンドのペイジ」の意味をキーワードで見てみましょう。
正位置のキーワード
ワンドのペイジ・正位置は、活発な若者の良い面です。
自信に満ち溢れ、好奇心の赴くままに行動する勇気と情熱を持っています。
子供っぽいと言われることもありますが、そこに悪意はありません。
子供のように無邪気で自由な振る舞いは、周りの人も見ていて「楽しい」と感じています。
このカードが出た時は、心の思うままに行動をしてみましょう。
それが夢への近道になるようです。
または、カードのイメージに近い人が周りにいるなら、その人があなたの悩みに関わるキーパーソンかもしれません。
逆位置のキーワード
ワンドのペイジ・逆位置は、活発な若者の悪い面か、逆に活発さが不足している様子です。
前者の場合だと、やる気はあるのにエネルギーが空回りして上手くいかない状態です。
よく、小さな子供が大人の真似をしようとして失敗してしまうことってありますよね。
まさにあのイメージです。
さらに、自分の成功にしか興味が無いので、周囲に迷惑をかけてしまう恐れがあるので注意しましょう。
注目をされたくて大口を叩いてしまうこともありそうです。
後者の場合は、ワンドの特徴である情熱が不足している状態です。
そのため、目標があるのに自分に自信が無くて行動を起こせなくなってしまいそうです。
まずは簡単にクリアできそうな目標から手を付けていき、少しずつ自信を身につけてみましょう。
逆位置の場合も、このイメージに合った人がキーパーソンの可能性があります。
「復縁できるかどうか」を占う場合の解釈例
さて、復縁できるかどうかを占う時に「ワンドのペイジ」が出た場合の、正位置と逆位置それぞれの解釈例を見ていきましょう。
正位置の解釈例
相手も「もう一度やり直したい」という気持ちが強いので、連絡をしてくる可能性が高いです。
その際にはストレートに「復縁をしたい」と言ってこないかもしれませんが、現在のあなたの様子を窺ってくるようであれば脈ありです。
あなたの方から素直な気持ちを伝えてみてください。
向こうから連絡が来なくても、相手はあなたにネガティブな感情は抱いていません。
むしろ新しい関係性を築いていきたいと思っているので、以前とは違うあなたを演出すると効果的のようです。
例えば…
服装や髪形の雰囲気を変えてみるとか、
新しい趣味を始めてみるとか、
そういった簡単なものでOKです。
以前と違うあなたに、相手もより一層興味を持ってくれそう。
そうすればフレッシュな風が2人に吹いて、再び恋が始まるでしょう。
逆位置の解釈例
復縁は無理というわけではないのですが、スムーズかつ幸せな復縁には至らないかもしれません。
お互いに未練はあるのに自分の意見を曲げないので、話し合っても喧嘩して終わってしまいそうです。
仲直りするには相手の意見を受け入れ、譲り合う気持ちが大切です。
まずはあなたの方が大人になって、相手の意見に歩み寄ってみてはいかがでしょうか。
また、相手が「復縁したい」という素振りを見せないわりに、あなたが他の人と仲良くするのを邪魔してくる可能性もあります。
もしかしたらあなたの評判を落とすために、あなたの悪い噂を流す恐れもあるので注意が必要です。
その嫌がらせのような行動は、「あなたを他の人に取られたくないという気持ち」が原動力となっています。
あなたへの強い執着心があるので、復縁はそこまで難しくないかもしれません。
しかし、誰にも取られたくないからと悪質な行動をするのは問題です。
「それも愛情表現のうち」と受け入れて良いのかどうか、一度冷静に考えてみましょう。
仕事について占う時の「ワンドのペイジ」解釈例
では、仕事の事を占う時に「ワンドのペイジ」が出た場合の解釈例を見ていきましょう。
正位置の解釈例
気持ちが前向きになっているので、意欲的に仕事に取り組めそうです。
そういった姿勢を周りの人達から評価され、新しいプロジェクトやポジションを任されるかもしれません。
この山場を乗り越えられたら仕事の幅が広がり、もっと充実した毎日になりそうです。
努力を惜しまなければ必ずやり遂げられるので、思い切って挑戦してみましょう。
困った時は、年下、部下、後輩…この辺りの人達を頼ると良さそう。
期待以上の働きをしてくれるので、スムーズに物事が進んでいくでしょう。
そしてお世話になったら、きちんとお礼をすることが大切です。
そうすれば信頼関係が築かれ、頼もしい仲間となってくれるでしょう。
転職を検討中の人や就活中の人は、失敗を恐れない前向きな姿勢が良い就職のカギとなりそう。
もし採用条件であなたに不足しているところがあっても諦めないでください。
努力次第で身につけられるものなら、面倒がらずに取得を目指しましょう。
努力でどうにもならないものなら、それをカバーできる程のスキルや資格を身につけてから、試験に挑んでみてください。
「自分は足りてないところがあるから、この会社は受けられない」と、最初から諦めてはいけません。
攻略不可能に見える壁でも、努力と情熱で突破できる力をあなたは持っています。
まずは「とりあえずやってみよう!」という気持ちと、すぐに行動に移すフットワークの軽さを大切にしましょう。
逆位置の解釈例
やる気が空回りして悪い結果を招いてしまいそうです。
大見得を切って引き受けたのに実力不足でやり遂げられなかったり…
目の前のことしか見えなくなって周囲に迷惑をかけてしまったり…
やる気があるのは良いことですが、このカードが出た時は冷静な判断ができない可能性が高いです。
なので情熱のままに行動するのではなく、ワンテンポおいてから行動に移すようにしましょう。
そして視野が狭くなりがちなので、自分の都合ばかり考えて行動していないか注意してくださいね。
また、嘘の情報に振り回されてしまう恐れがあります。
「これは有益だ!」と飛びつきたくなっても、本当に信頼できる情報なのか、しっかり確かめるようにしましょう。
転職を検討中の人や就活中の人は、実力が足りなくて上手くいかないかもしれません。
しかしやる気満々で自分を過信しがちなので、
「スキルが足りなくても面接官に気に入られれば挽回できるはず!」…と、
無茶なことをしてしまいそうです。
しかし、このような行き当たりばったりな行動はNG。
失敗してやる気と自信を無くしてしまう可能性が高いので、無茶はしないでください。
自分の実力を客観視してそれに見合った会社を探すか、焦らずスキルを身につけてから本命の会社に挑みましょう。
まとめ
今回は「小アルカナ・ワンドのペイジ」の「復縁」と「仕事」を占う時の解釈に関するお話でした。
大人になるにつれて、周囲の視線やリスクなどが気になって、好奇心のままに行動できなくなるものですよね。
確かに「好奇心は猫を殺す」ということわざもありますし、今ある平穏を維持するには、好奇心は控えめの方が良いのでしょう。
しかしその反面、その挑戦から得られたであろう「学びの機会」を逃してしまっているのも事実です。
人生を豊かにするためにも、ワンドのペイジが出た時ぐらいは「大人」をお休みして、好奇心のままに行動しても良いのかもしれませんね。