最も主流なカード占いと言えばタロットカード占いです。
しかし主流と言えど、リーディングはとても複雑。
1枚のカードだけでも「基本的な意味」「正位置」「逆位置」とあるので、情報量は膨大です。
しかもその膨大な情報の中から「質問者とその質問に合った答え」を選ばなければならないのですから、気が遠くなってしまう人もいるでしょう。
そこで今回は、
- 大アルカナ13番・死神のカードの基本的な意味
- 恋愛関係の質問で「死神」が出た時の解釈例
- 仕事の質問で「死神」が出た時の解釈例
- 健康の質問で「死神」が出た時の解釈例
- 「死神」のカードがよく出る理由
これらに焦点を絞ってお話していきます。
「死神」のカードの基本的な意味
タロット占いで出たら青ざめてしまう人も多い「大アルカナ13番・死神」のカード。
確かに死神のカードは「現状の何かが強制終了する」というネガティブな意味を持っています。
しかしただ終わるだけでなく、そこから再生し、新しいスタートを切るところまでがセットです。
なのでバッドエンドというより、
「区切りがついて、物語の新章が始まる」
こちらの方が死神のカードのイメージに近いです。
ただし、その区切り方が乱暴で無慈悲なものも多いので、目の前の悲劇に囚われていると精神的に参ってしまうかもしれません。
そこで復活のカギとなるのが、このカードの持つ「死と再生」や「終わりと始まり」といったメッセージです。
人生の一幕は終わっても、主人公が諦めない限り終幕はやって来ません。
しかもこれまで経験し学んだことを次に活かせるのですから、前よりもレベルアップした内容になるはずです。
「ここから最高のパフォーマンスを見せてやる!」と闘志を燃やせば、心に活力が戻ってくるでしょう。
では、より詳しい「死神」の意味をキーワードで見てみましょう。
正位置のキーワード
決断の時、決着、清算、強制終了、停止、限界、終止符、終末、破滅、全滅、終焉、別れ、離散、バッドエンド、方向転換、覚悟、新たな始まり
キーワードだけを見ると「やっぱり絶望的じゃないか!」と思ってしまいますよね。
しかし自分の望み通りに事が進んだからと言って、必ずしも幸せになれるわけではありません。
例えば、失恋してしまったとします。
その時は悲しいですが、もし後で好きだった人が結婚詐欺師だったと分かれば、あなたはどう思うでしょう。
恋は強制終了してしまいましたが、より大きな悲劇は回避できました。
なので、
「あの時振られて良かった~!」と、ホッとすると思います。
死神・正位置は「間違った未来へ行かないように軌道修正イベントが起こることを教えてくれている」と考えましょう。
心に傷を負ってしまうかもしれませんが、あなたの人生をより良くするために必要な出来事なのです。
過去とは決別し、心機一転して楽しく幸せな新章を開幕させましょう。
逆位置のキーワード
再スタート、新たなスタート、再生、起死回生、覚醒、新展開、転換期、立ち直る、輪廻転生、やり直し、現実から目をそらす、中途半端、妥協、消極的、執着する、堂々巡り、区切りをつけられない
逆位置になると「軌道修正イベントが起きたけどショックが強すぎる、または微妙な強さのため上手く気持ちを切り替えられない状態」です。
微妙な強さの例を挙げますと、
「会社で明らかなパワハラを受けているのに、給料が良いから転職を躊躇っている」
という感じです。
「辛いけど環境を変える決定打に欠けた状態」と考えれば良いですね。
気持ちの切り替えや決断ができないため、苦しい停滞期間が続きます。
そんな時は現実逃避に走りたくなるでしょうが、現状と真っ向から向き合う必要があります。
逃げずにきちんと区切りをつけることで、あなたの人生において大切な何かに気づけるかもしれません。
そこから生まれ変わったような気持ちで、幸せな未来へ向けての一歩を踏み出せるでしょう。
タロットカード「死神」の恋愛パターン別の解釈
では、ここからは恋愛のパターンに応じた「死神」の解釈をしていきましょう。
恋愛パターン① 相手の気持ち・未来
恋愛における相手の気持ち、恋愛の未来(行方)に関するタロット占いで「死神」が出た場合の、正位置と逆位置それぞれの解釈例です。
「フリーの人」、「片思いの人」、「両想いの人」の関係別で記載しているので、ご自身に合ったものを参考にしてくださいね。
正位置の解釈例
【現在フリーの人の場合】
今の状態では良い出会いに恵まれないでしょう。
もし出会いがあっても、その人は浮気癖や借金など、後であなたの悩みの種となるような何かを持っているかもしれません。
幸せに繋がる出会いをしたいなら、まずはあなたの恋愛に対する価値観を見直してみる必要があるようです。
例えば、「今は仕事が楽しいから結婚に興味が無いけど、周りで結婚する人がちらほら出てきたから焦ってしまった」…このような気持ちが心の底にあるなら、婚活してもあまり意味はありません。
結婚を目的とした人とパートナーになるより、互いの自立心を尊重しあえる人とパートナーになった方が幸せになれるでしょう。
今のあなたは体裁や打算的な考え方を重視してしまっていて、「本当はどんなパートナーを求めているのか?」が分からなくなっているようです。
むやみやたらと出会いの場へ行くのではなく、まずは自分の本当の気持ちを知り、それに合った出会いを探しましょう。
そして交友関係などにおいて、
「この人と会っても愚痴を言い合ってばかりだ」
「この人はいつもマウントを取ってくるから不快だ」
このようにネガティブな感情を持ってしまう人達がいるなら、距離を置いてしまっても良さそうです。
その人達と距離を置くことで、あなたの時間に余裕ができます。
その時間を活用して新しい交友関係を築いていくと、出会い運が上昇していくでしょう。
【片思いの人の場合】
この恋はあなたの一方通行のようです。
相手はあなたに興味が無いか、もしくは好きな人がいて、あなたの理想としている恋愛には発展しないでしょう。
すっぱり諦めて次の恋に進んだ方が良さそうです。
しかし「はい、そうですか」と素直に納得できる人は少ないと思います。
「死神・正位置」は今の関係を壊すことで、新しい始まりが訪れることを示すカードです。
大きな賭けになってしまいますが、思い切って告白してみるというのも良いでしょう。
現状の関係を告白によって壊し、その人と新しい関係を築いていくのです。
今は振られてしまっても、相手が良い方向に意識してくれれば、後々両想いになる可能性はあります。
ただし「告白してからギクシャクするようになった」というような、ネガティブな方向に行く可能性もあるのでご注意を。
今まで大事にしてきた恋心を壊すのは、悲しく辛いことです。
しかしこの恋から学んだことや得たものは、あなたの中で生き続けます。
それを今後活かすことで、あなたの求める理想の恋愛に近づけるでしょう。
【両想いの人の場合】
今までの関係が終わり、新たな関係性になりそうです。
これは破局と結婚、どちらの可能性もあるので冷静さを忘れないでくださいね。
まずは今のお互いの本音や将来設計を話し合う必要がありそうです。
「この年齢でこの人と別れたら生涯独身決定かも…」
「もしかしたら今後この人の考えも変わるかもしれないし、とりあえず合わせておこう」
このような打算や忖度は、後の不幸に繋がるので注意してください。
お互いの気持ちが一致していたら、結婚のための準備が始まるでしょう。
しかしこのカードが出た時は、相手があなたとの関係を「終わらせたい」と思っていることも考えられます。
あなたも「この人との結婚は違うな」と思うのであれば、2人の関係を友達やビジネスパートナーなどに変えた方が2人の幸せに繋がりそうです。
もし「この人との結婚しか考えられない!」と思うのであれば、これまでの付き合い方を改める必要があります。
相手がなぜ関係を終わらせたいと思ったのか?
改善できるところは無いか?
2人で話し合ってみてください。
あなたに問題があるなら、きちんと反省して新しい自分に生まれ変わりましょう。
単なる相手のワガママなのであれば、相手が改心しなければなりません。
しかし本人の強い意思が無ければ性格を変えることは難しいですし、本当に変わるという保証もありません。
それまで待てるのか、耐えられるのか、どんな結果になっても後悔しないのか…しっかり考えましょう。
逆位置の解釈例
【現在フリーの人の場合】
新しい出会いより、過去に出会ったことのある人との縁が強まる時期です。
例えば学生時代に好きだった人や、前の職場の同僚といった人達です。
町で偶然再会して少し話しただけで意気投合!…なんてこともありそう。
しかし相手もフリーなら良いのですが、そうではない可能性もあります。
うっかり相手の嘘に騙されて、浮気や不倫の恋に陥らないように気を付けてください。
かつてあなたが片思いをしていた人との再会は、あなたの冷静さを失わせてしまうかもしれないので特に注意が必要です。
「やっぱり好き!」
「あの時は手が届かなかったけど、今の自分だったら…」
このような考えが頭を占め、相手に本命がいてもお構いなしの行動に走ってしまうかもしれません。
下手をしたらストーカーになってしまう恐れもあるので、暴走しないように注意しましょう。
【片思いの人の場合】
相手は現状維持を望んでいるので、恋愛関係に発展するのは難しいようです。
もしくは相手に好きな人がいる可能性もあります。
あなたはこの恋の成就がかなわないことが分かっても、ズルズルと引きずってしまいそうです。
気持ちを引きずったままだと、日常生活や健康状態にまで問題が出てきてしまいます。
「悲しむのは3日間だけ!」というように悲しむ期間を設定すると、気持ちを切り替えるスイッチになりますよ。
失恋を乗り越えた先にいるのは、強く成長したあなたです。
辛いでしょうが、あなたの人生の新章が始まろうとしています。
新章では良縁に恵まれるようなので、未来を信じて強いあなたに生まれ変わりましょう。
【両想いの人の場合】
相手の恋愛感情は薄れていて、あなたを結婚相手にしたいとは思っていないようです。
しかしあなたも同じ気持ちなのではないでしょうか。
他に出会いもないし別れ話も面倒だしで、ダラダラと関係を続けているのではありませんか?
現状を継続してお互いのためになるのかどうか、話し合ってみる必要がありそうです。
話し合いの結果お別れすることになっても、互いの終着駅が違えば仕方のないことです。
気持ちを切り替えて己の道を進みだせば、同じ終着駅の人との出会いがあるかもしれません。
「あの頃は楽しかった」とか「別れるのは間違いだったのでは…」と、過去を考えるのは止めにして、楽しい未来に目を向けましょう。
また、「別れたいのに別れられない」というケースもありそうです。
どちらかが相手に執着していて、話し合いが停滞してしまいます。
「別れるなら死んでやる!」なんて泥沼化も起こり得るので、慎重に現状から脱出する方法を考えましょう。
恋人に異常なほど執着するのは、過去に受けた心の傷が原因の可能性もあります。
2人での話し合いが進まないなら、カウンセラーや精神科医に相談してみるのも良いでしょう。
恋愛パターン② 復縁
復縁に関するタロット占いで「死神」が出た場合の、正位置と逆位置それぞれの解釈例です。
正位置の解釈例
相手はあなたへの未練は無く、新たな気持ちで人生を再スタートしているようです。
相手が望むのは未来へ向けて一緒に歩けるパートナーなので、過去を引きずっているあなたとの復縁には関心が無さそう。
今の状態で復縁を申し出ても、断られてしまう可能性が高いです。
そのため復縁にこだわるのは止めて、気持ちを切り替えて別の恋を探す方が良いでしょう。
それでも復縁を望むなら、長い時間と覚悟が必要です。
「元恋人」という立場をリセットして、また「友人」からステップアップしていくと良さそう。
そのためにもまずは、その人との恋はもう終わったことを受け入れ、過去を引きずるのを止めにしなくてはなりません。
会っても交際中の思い出話をするのではなく、現在や未来の話題を中心に話していきましょう。
そうすれば相手は元恋人同士という気まずさを感じないので、友人としての付き合いを継続しやすくなります。
友人関係から恋愛関係に発展することは可能なので、長期戦覚悟でまた1から関係をステップアップさせていきましょう。
逆位置の解釈例
相手はあなたに未練があるので、復縁の可能性は十分にあるようです。
しかしあなた達2人が「別れ」から何も学んでいないのなら、また同じ別れを繰り返すことになるでしょう。
人生に無駄なことは何一つありません。
あなた達が何かを学び、変わる必要があったから「別れ」という出来事が起こったのです。
冷静に別れの原因を追究し、どうしたら同じ過ちを繰り返さないで済むのか考えてみてください。
また、あなたの根底に「寂しいから」「恋人がいないと恥ずかしいから」という気持ちがあり、なおかつ「他に良い人がいないから復縁したい」と思っているなら、その場合も幸せな恋愛には繋がりません。
そのような心持ちのまま、もっと良い人が現れたらどうなるでしょう?
すぐ別れるか、浮気の末の破局なんて可能性もあります。
相手は未練があるのであなたを大事にしてくれるでしょうし、もしかしたら「今度こそ結婚したい」とさえ思っているかもしれません。
それなのにあなたが中途半端な気持ちでは相手に失礼です。
もし復縁願望の理由が不誠実なものであれば、別の恋を探した方が2人にとって良い方向に向かうでしょう。
タロットカード「死神」の仕事に関する解釈
次は、仕事に関する「死神」のカードの解釈をしていきます。
正位置の解釈例
転職、転勤、失業、倒産といった環境の変化が起こり、強制的に新しい生活スタイルが始まるかもしれません。
ショックを受けてしまうでしょうが、この転機があなたには必要だったようです。
これまでの働き方を振り返ってみてください。
自分を犠牲にして、かなり無理をしてきたのではありませんか?
まずはゆっくり休んでから、これからどんな人生を歩んでいきたいのか考えてみてください。
「生まれ変わるチャンスだ!」と前向きに捉え、楽しい未来を想像しましょう。
転職を検討している人は、動き出すには良い時期です。
もしやむをえない理由での転職だったとしても、ここから運気は好転していきます。
今までより条件の良い会社に採用されたり、もっと自分の特技を活かせる仕事に就けそうです。
「転職=悪」ではなく「人生を楽しむための転職」と考えましょう。
就活中の人は、思い通りにいかなくて悩んでしまうかもしれません。
しかし仮に第2希望の会社に採用されたとしても、第1希望の会社よりあなたにとって良い職場の可能性が高いです。
なので社名へのこだわりを捨て、「自分に必要な縁が結ばれた」と前向きに捉えましょう。
なかなか採用されないなら、あなたに合った方向性ではないのかもしれません。
「自分のやりたい仕事内容じゃないけど、一流企業だから受けてみよう」というような、ブランド基準で会社選びをしていませんか?
そうではなく、あなたの特技を活かせたり、自分に合っているかどうかを基準にしてみましょう。
視点を変えてみると、意外とあっさり道が切り開けるかもしれませんよ。
逆位置の解釈例
今の仕事内容や職場に対する不満が溜まっているようです。
そのため転職を考えるのですが、迷いや面倒くささが邪魔をして、なかなか転職まで踏み切れません。
しかしこのカードは「転換期」を意味するので、今行動を起こすと未来は良い方に向かっていくでしょう。
あなたが行動せずに「そのうち会社の経営方針が変わるかもしれないから、それまで我慢しよう」という受け身のスタンスだと、不満を蓄積していく現状は長く続きそう。
しかし待てど暮らせど経営方針が変わらない可能性は大いにありますし、もしかしたら我慢を重ねた結果体調を崩してしまう恐れもあります。
どうしたら良いのか分からない時は、あらゆる未来のパターンをシュミレーションしてみてください。
そしてどの選択が幸せで、どれが実現可能なのかを考えましょう。
現状を変えるのは怖いかもしれませんが、今は勇気を出して何かを決断する時です。
転職を検討している人や就活中の人は、面倒くささを感じてしまいモチベーションが下がってしまっているようです。
それでも一応就活をしますが、不採用通知が次々とくるので余計やる気を失くしてしまうかもしれません。
就活は一時停止して、モチベーションを上げることにエネルギーを使ってみると良さそうです。
憧れの生活とは何か、それを実現するには何が必要なのか考え、情報を集めてください。
そうしている間に、もしかしたら新しい選択肢が出てくるかもしれません。
「今すぐ採用されたい」という願望に囚われるのを止めて、広い視野で人生を考えましょう。
タロットカード「死神」の健康に関する解釈
次は、健康に関する「死神」のカードの解釈をしていきます。
正位置の解釈例
「死神のカード=死」というわけではないのですが、事故や病気になりやすい状態なので十分注意が必要です。
何かを頑張りすぎていませんか?
ストレスや疲労が蓄積されていて、心身ともにボロボロになっているようです。
このままだと寝不足がたたって事故になったり、免疫力が低下して病気になってしまいます。
まずは休息と睡眠、栄養のある食事をとりましょう。
体調が悪いなら、きちんと病院へ行きましょう。
そして今の過酷な労働環境や、無茶な生活習慣を改める必要があります。
そのためには転職や引っ越しといった大掛かりなイベントに発展してしまうかもしれません。
面倒に感じてしまうでしょうが、ご自身のお体を第一に考えてくださいね。
逆位置の解釈例
体調が悪いのに、何かと理由をつけて病院に行くのを拒んでいませんか?
このまま放置していても体調は良くならないようです。
きちんと病院へ行って、自分の体の現状を正しく理解する必要があります。
病気を認知することに恐怖心を感じるかもしれませんが、早めに治療してもらえば色々な負担が軽く済む場合が多いです。
勇気を出して診察を受けましょう。
また、体調に不安が無い場合でも、生活習慣を見直した方が良さそうです。
本当は自分でも体に悪いと分かっているのに、食べ過ぎ・飲み過ぎ・夜更かしなどをしていませんか?
生活習慣を改めるのは大変ですが、健康管理を疎かにしていると今後の大病に繋がってしまいます。
早め早めの対策を心がけましょう。
死神のカードばかりがよく出る理由
これは「死神」のカードに限らないのですが、引くとやたら遭遇するカードがあり「意味深だなぁ」なんて思う事はありませんか?
その理由や原因について、順番にお話していきますね。
今の自分のテーマや課題になっている
今の自分に必要なメッセージだから、何度も同じカードを引いてしまうという事がありえます。
そして「今の自分へのメッセージ」ですから、その人の状況に応じてメッセージ性も変わってきます。
「死神」の場合は、
- 人生の転換期がくる
- 何かを学び、生まれ変わる
- 過去への執着を捨てるべき
特にこのような事が考えられます。
各メッセージの解釈例を挙げてみると、下の表のとおりです。
1のタイプ | 何かが強制終了され、環境がこれまでとガラッと変わりそうです。しかし気持ちを切り替えて前進していけば、状況は好転していくでしょう |
2のタイプ | 悪いことが起きるかもしれません。しかし、あなたにはそこから学ぶべき何かがあるのです。それに気付けた時、あなたは新しい自分に生まれ変われるでしょう |
3のタイプ | 過去に執着するあまり、あなたの人生が停滞しています。今のままで幸せですか?変えたいなら執着を止め、未来について考えましょう |
ここに挙げたのはあくまで解釈例なのですが、何か心当たりはありますか?
心当たりがあるのなら、「死神」からのアドバイスを意識して行動してみましょう。
もし心当たりが無いなら、
- 客観的に見た自分の現状や環境、本当の気持ちなどを分析する
- 補助カードを引く
この2つを試してみると良いでしょう。
きちんとシャッフルされていない
意外にも「シャッフル不足」が原因になる場合もあるんです。
プロの占い師に鑑定してもらうのならその心配は無いと思いますが、「占いを始めたばかりの自分が占います!」というのなら、シャッフル不足が起こり得ます。
シャッフルは質問を念じながら行います。
その時は質問に意識を集中しているため、他のところへの注意が疎かになりがちです。
例えば音楽を聴きながら勉強したり、テレビをつけながら読書をしたり、自分では「2つの事を同時にできている」と思っていても、「片方の作業能率が下がってしまった」なんて経験に心当たりはありませんか?
それと同じで、意識を質問に集中していると、きちんとシャッフルしているつもりでいても、上の方しか混ざっていないという事も起こります。
「きちんとシャッフル出来てるか不安」とお思いでしたら、カードの絵柄を表にしたままシャッフルの練習をしてみるのもおすすめです。
そうすればカードの流れが視認できるので、自分なりの力加減や混ぜ具合の調整ができるようになるでしょう。
時間をあけずに同じ質問で占った
本来は立て続けに同じ質問で占うことはオススメできないのですが、すごく気になる事や不安な事があれば、つい同じ質問で占ってしまう人もいると思います。
しかしカードからしてみれば、
「現状を変えてないのに同じ相談をされても、同じ事しか言えないなぁ」
という気持ちでしょう。
そうすればカードは「さっきと同じカード」か、「別のカードでも似たような意味のもの」を提示するしかありません。
仮にワンオラクルで引いたカードが全く同じであれば、それは確実に「今の自分に必要なメッセージ」です。
また、複数のカードを用いるスプレッドを行って、場所は違うけど同じカードが出ることもあると思います。
その場合もやはり「自分の悩みにおけるキーワードである」と解釈して良いでしょう。
そのカードの意味が気に入らなかったとしても、それは今のあなたに必要なメッセージです。
気に入らないから何度も占うのではなく、現状を変えるために行動を起こしましょう。
まとめ
今回は「大アルカナ13番・死神のカード」に関するお話でした。
「何かが突然終わってしまう」というのは、怖くて嫌なことだと思います。
しかし死神のカードは、ただ絶望を振りまくだけではありません。
あなたの気持ちや行動次第では、終わりの先に希望があることを教えてくれています。
そして「終わりがきても、また始めればいいんだよ」と、語り掛けてきているのです。
そのように言われると少し気が楽になって、勇気が湧いてきませんか?
「死神=恐怖」のイメージが強いですが、実は意外と優しいのかもしれませんね。