”向かい合う男女がカップを片手にお喋りを楽しんでいる”
ウェイト版カップ2は、そのような絵柄が特徴のカードです。
「復縁できるかどうかを占う時にカップ2が出たら、どう解釈すれば良いの？」
「仕事のことを占ったら、カップ2が出た。解釈を深く知りたい」
今回はそういう方に向けて、まずカップ2の基本的な意味やキーワードを紹介した後に、
復縁ができるかどうかや仕事について占う場合の解釈例を詳しく紹介していきます。
カップ2の意味やキーワードを飛ばして、解釈例から見たい人はこちら↓から先にどうぞ。
では、詳しく見ていきましょう。
タロットカード「カップ2」の基本的な意味＆キーワード
カップのカードは１４枚あり、その内の１から１０までのカードは物語になっていると言われています。
物語の内容を大ざっぱに言ってしまえば「とある青年の一生」です。
そして、カップはトランプで言うところの「ハート」に当たるので、青年が「愛」を探求する内容になっています。
旅へ出た青年は、素敵な女性と出会いました。
２人はカップを傾けながら、お喋りをすることにします。
初対面とは思えない程に会話が弾み、すっかり意気投合した２人。
「この人こそ運命のパートナーかもしれない」
そんな気持ちが２人に芽生え、心からの幸せを感じるのでした。
では、より詳しい「カップ2」の意味をキーワードで見てみましょう。
正位置のキーワード
カップ２・正位置は、コミュニケーションが上手くいく状態です。
- カードの青年と女性のように運命的な出会いがある（※恋愛に限らず、親友やビジネスパートナーといった人達と出会う可能性もあります）
- 友人や恋人との絆が深まる
- 喧嘩をしていた人とスムーズに仲直りができる
このような事が起こりそう。
しかし、もし普段のあなたが自分勝手な行いばかりしているなら、上記のような出来事は起こりません。
この解釈を見てからでも遅くはないので、他者を思いやり、受容・共感する姿勢を心がけていきましょう。
逆位置のキーワード
カップ２・逆位置は、コミュニケーションが上手くいかない状態です。
価値観の違いがきっかけで大切な人と気まずくなってしまったり…
つい自分勝手になって相手の気持ちを無視して何かを強行したり…
そうして関係にヒビが入ってしまいます。
まずは、人それぞれ色々な考え方があると認識してください。
考え方が似ている人はいても、考え方が全く同じ人など世界中のどこを探してもいません。
なので、大事な人と意見が違ったからといってショックを受ける必要はないですし、「どちらの意見が優れているか？」なんて優劣をつけるのもナンセンスです。
「そういう考え方もあるんだ。面白いな」と、大らかに受け入れましょう。
そして冷静に異なる考えを照らし合わせて、そこから２人が納得する選択肢を導き出せれば、関係にヒビが入ることもありません。
あまり自分の意見に固執しないことが、トラブルを防ぐカギと言えるでしょう。
「復縁できるかどうか」を占う場合の解釈例
さて、復縁できるかどうかを占う時に「カップ2」が出た場合の、正位置と逆位置それぞれの解釈例を見ていきましょう。
正位置の解釈例
相手は別れを後悔しており、今もずっとあなたのことを想っているようです。
「復縁したい」という気持ちも強いので、きっかけがあればすぐに復縁できるでしょう。
しかしお互いに復縁を望んでいるからと言って、何も話し合わないまま復縁するのはNG。
勢いに任せて復縁してしまうと、また同じような理由で別れることになってしまうかもしれません。
きちんと別れから改善点を見つけ出し、交際を再開するにあたってのルール作りをしてください。
そうすれば不満に感じることも少なくなるので、以前よりも心地よい関係を築いていけるでしょう。
逆位置の解釈例
相手は別れに至った原因が、価値観の違いにあると思っているようです。
そのため相手の考えや意見を否定すればする程、心の距離は遠くなっていきます。
あなたの方が相手に合わせ、寄り添うようにならないと復縁は難しいでしょう。
しかしそうすると、今度はあなたが相手の顔色ばかり気にしてしまったり、指示されないと何も決められないようになってしまうかもしれません。
それは対等な関係ではないですし、ストレスばかり溜まって楽しくないと思います。
楽しく幸せな交際を望むなら、別の人を探した方が良さそうです。
仕事について占う時の「カップ2」解釈例
次は、仕事の事を占う時に「カップ2」が出た場合の解釈例を見ていきましょう。
正位置の解釈例
コミュニケーションが成功のカギになりそうです。
チームの連携が上手くいって予想以上の成果が出せたり、
頼りになるビジネスパートナーと出会えたり、
取引先と良好な関係が築けて大きな契約に繋がったり、
忙しいとつい他者との交流を面倒に思ってしまいますが、今は交流を大切にすることで仕事が上手くいく時です。
そして他者を思いやることで信頼関係が強固になり、今後の仕事もやりやすくなるでしょう。
転職を検討中の人や就活中の人も、他者との交流を大切にすると良い職に就けそうです。
親族や友人・知人といった既にある伝手を頼ったり、
気になる職業の人達が集まる交流会へ行って新たな人脈作りをしても良いでしょう。
今は一人で就職活動の準備をするよりも、人との繋がりを求めて行動してくださいね。
逆位置の解釈例
人間関係が上手くいかず、仕事がスムーズに進まないかもしれません。
誰もが自分の利益を優先するあまり、互いの足を引っ張ってしまっているようです。
連携しなければいけない場面で独走したり、
仲間のミスを喜んだり、
「どうせ自分の評価に繋がらないし」と手を抜いたり…
これらのようなことが原因でプロジェクトは失敗し、大きな損失を招いてしまう恐れがあります。
それを避けるためには、あなただけでも自分勝手にならないことが大切です。
面倒でも困っている人がいればフォローして、自分よりチームの成功を重視して動いてください。
そうすれば徐々に信頼が芽生え、皆が成功のために協力し合うようになるでしょう。
転職を検討中の人や就活中の人は、人間関係があまり良くない会社に採用されてしまいそうです。
人間関係以外の待遇が良ければ、表向きは友好的に振る舞いつつ、仕事は仕事と割り切ってしまうのも良いでしょう。
しかしそうではないのなら、ストレスを溜め込む前に脱出した方が良いのかもしれません。
まとめ
今回は「小アルカナ・カップ2」の「復縁」と「仕事」を占う時の解釈に関するお話でした。
「コミュ力」という言葉がある昨今では、コミュニケーションの上手い・下手が気にされがちのようです。
最近では「雇用の際に最も重視するのはコミュニケーション能力！」という会社もあるので、社会も変わりつつあるのかもしれません。
しかし口下手な人やシャイな人にとっては、生き辛い世の中になっていることでしょう。
もし悩んでいるなら、人間関係の幸運の兆しであるカップ２のカードをお守りにしてみてはいかがでしょうか？
お守りを持っていれば少しは心強くなって、対人関係への苦手意識が和らぐかもしれませんよ。
