”雨が降りしきる中、3本の剣がハートに突き刺さっている”
ウェイト版ソード3は、そのような絵柄が特徴のカードです。
「意中の相手の気持ちを知りたい時にソード3が出たら、どう解釈すれば良いの?」
「復縁できるかどうかを占う時にソード3が出たら、どういう意味?」
今回はそういう方に向けて、まず、ソード3の基本的な意味やキーワードを紹介した後に、恋愛関係(片思い・両想い・フリー)別に、意中の相手の気持ちや相手との未来を占う場合、復縁を占う場合の解釈例を詳しく徹底解説していきます。
ソード3の意味やキーワードを飛ばして、解釈例から見たい人はこちら↓から先にどうぞ。
⇒【恋愛関係別】意中の相手の気持ち・相手との未来を占う場合の解釈例
では、詳しく見ていきましょう。
タロット「ソード3」の基本的な意味&キーワード
ソードのカードは14枚あり、その内の1から10までのカードは物語になっていると言われています。
物語の内容を大ざっぱに言ってしまえば「とある青年の一生」です。
ソード3は、ハートに3本の剣が刺さっているという、中々ショッキングな絵柄です。
このカードは青年の心象風景を表しており、彼に複数のショックな出来事が起こったと読み取れます。
青年はソード2の女性から、「慎重に判断することの大切さ」を学びました。
けれどあの後、青年は何度も判断を誤ってしまったのかもしれません。
立て続けにショックを受けた青年の心は、深く傷ついてしまいました。
どうすれば青年は立ち直ることができるのでしょうか?
では、より詳しい「ソード3」の意味をキーワードで見てみましょう。
正位置のキーワード
傷心、悲しみ、ショック、喪失、失恋、別れ、破局、裏切り、後悔、トラウマ、障害、孤独、疎外、不幸、劣等感、トラブル、混乱、精神的苦痛、辛い現実、心の病
ソード3・正位置は、ショックな出来事が起こり心が傷ついてしまう暗示です。
これまで平和だった日常が、何らかの出来事をキッカケに、悪い方向へガラッと変わってしまうかもしれません。
それにより、あなたは深い悲しみに暮れてしまうでしょう。
その出来事は必然的なものなので、残念ながら回避はできないようです。
「悲しみを受け入れ、乗り越えた先にある心の成長を獲得せよ」という、神様からのメッセージだと考えましょう。
逆位置のキーワード
傷口をえぐる、傷が深まる、自分で自分を傷つける、現実逃避、困惑、混沌、理不尽、疑念、動揺、失敗、過ち、不倫、不義、離婚、別れ、再出発、再開、解放、新生活、悲しみを乗り越える
ソード3・逆位置は、2通りの解釈ができます。
- 「辛い現実から逃げてしまい、さらに心の傷が深まってしまう」
- 「辛い現実と向き合って努力した結果、希望が見えてきた」
このように、人によって真逆の解釈になるので、自分の状況を冷静に見据えなくてはいけません。
しかし1の場合でも、これから現実と向き合い、やるべき事をやっていけば状況は好転していきます。
辛い現実から逃げたい気持ちは分かりますが、ここで逃げると苦しみが長引いてしまいますよ。
明るい未来へ進むために、今は冷静に現実と向き合いましょう。
恋愛で「相手の気持ち」「相手との未来(行方)」を占う時の解釈例
恋愛における相手の気持ち、恋愛の未来(行方)に関するタロット占いで「ソード3」が出た場合の、正位置と逆位置それぞれの解釈例です。
「片思いの人」、「両想いの人」、「フリーの人」の関係別で記載しているので、ご自身に合ったものを参考にしてくださいね。
正位置の解釈例
片思いの人の場合
この恋は、あなたの心を傷つける恐れがあります。
相手には忘れられない人、もしくは好きな人がいるようです。
しかし、それは叶わない恋なので、相手には「この恋を忘れるために誰かと付き合いたい」という願望がありそう。
その気持ちを利用すれば付き合うことは可能なのですが、相手は好きだった人とあなたを重ねてしまうため、あなた自身を見てはくれません。
それは非常に辛く、悲しいことです。
今は告白のタイミングではなく、相手の様子を探る時だと考えましょう。
相手の気持ちに前向きな変化が現れるまで、根気強く待ってくださいね。
両思いの人の場合
「別れ」の暗示です。
しかしそれが…
どちらかの心変わりによる「別れ」なのか、
転勤などにより、物理的な距離ができてしまう「別れ」なのかは分かりません。
いずれにせよ、あなたはショックを受けてしまうでしょう。
抗いようもない事態なので、あなたはどうすることもできません。
しかし変化を受け入れ、この試練を乗り越えることで、あなたは大きく成長できます。
辛いですが、未来の幸せを掴むために、今は耐えましょう。
現在フリーの人の場合
あなたには忘れられない人がいるのではありませんか?
その人を忘れるために、新しい出会いを求めているのでは?
残念ながら今のあなたでは、新しい出会いがあっても上手くいきません。
良い出会いがあっても、あなたの心にいる人と比べてしまい、出会った相手を傷つける言動をしてしまうでしょう。
あなたはまだ、新しい恋をするだけの元気が無いようです。
まずは心を癒すために、趣味などを楽しんでみてください。
そして気持ちが切り替えられたら、新しい出会いを探しに行きましょう。
逆位置の解釈例
片思いの人の場合
相手は「恋愛をしたい」という気持ちが、ほとんど無いようです。
もしかしたら、かつて恋愛でトラウマになるような経験をしたのかもしれません。
今はアプローチをしても、かえって距離を置かれてしまうので止めておきましょう。
信頼できる友人のポジションを目指し、近くで見守ってあげてください。
しかし恋心を隠すのは、あなたにとって非常に苦しいことです。
適度にストレスを解消して、心に余裕を作るようにしましょう。
両思いの人の場合
正位置と同じようなことが起こりそうです。
ただし逆位置の場合は、正位置の時よりも心が暴走してしまいそうなので、より修羅場になってしまうかもしれません。
例えば…
「パートナーから別れを切り出されたが、あなたはそれを受け入れられず、心中を考えてしまう」
「パートナーが浮気をしたので、浮気現場に乗り込んで過激な復讐をしてしまう」
このような感じです。
仮に心中や復讐をしても、2人の関係は修復できませんし、あなたの心も癒えません。
衝動的な行動は避け、今の状況を客観的に見ることが大切です。
あなたを大切にしてくれないパートナーとの未来は、果たして幸せでしょうか?
なぜそのパートナーに執着してしまうのか、じっくり考えてみる必要がありそうです。
現在フリーの人の場合
今のあなたは過去のトラウマなどが原因で、他人に心を開けない状態にあるようです。
そのため、仮に出会いがあっても上辺だけの付き合いになってしまうので、長い付き合いにはならないでしょう。
また、今の時期は良縁に恵まれないようです。
あなたを裏切るような人との出会いが多いので、心の傷がさらにえぐられてしまうかもしれません。
恋人がいなくて寂しい気持ちがあると思いますが、今は一人の自由を楽しむことに専念してください。
そうすれば徐々に心の傷も癒され、他人に心を開く勇気が湧いてくるでしょう。
復縁できるかどうか」を占う場合の解釈例
さて、復縁できるかどうかを占う時に「ソード3」が出た場合の、正位置と逆位置それぞれの解釈例を見ていきましょう。
正位置の解釈例
復縁できる確率は、かなり低いです。
しかし仮に復縁しても、復縁を諦めたとしても、あなたの心が傷つくような出来事が起こりそうです。
例えば…
「復縁したのに相手からの好意が感じられないし、それどころか浮気をしているようだ」
「あの人を忘れようと頑張っていたのに、新しい恋人と幸せそうにしている姿を見てしまった」
このような感じです。
どちらに転んでも傷ついてしまうので、結果は気にせず、悔いの残らない選択をした方が良いのかもしれません。
割り切って行動すれば、悲しみからの立ち直りも早くなります。
そうすれば新しい恋に向けて、早く歩き出せるでしょう。
逆位置の解釈例
お互いにスッキリした状態で別れたのであれば、今後復縁の可能性はあります。
「連絡して話し合って復縁」というより、「偶然再会して再び意気投合」という流れになりそうです。
時間はかかりますが、成長したお互いの姿に惹かれあい、楽しい恋が始まるでしょう。
しかし、喧嘩別れの状態だったのであれば復縁は厳しいです。
相手の怒りや悲しみは収まっておらず、復縁は考えていないでしょう。
あなたを忘れるために新しい恋を探そうとしているので、あなたも新しい恋にシフトした方が良さそうです。
まとめ
今回は「小アルカナ・ソード3」の、意中の相手の気持ちや相手との未来、そして復縁の解釈に関するお話でした。
人が傷つく理由は様々ですが、「挑戦の失敗」や「人間関係のトラブル」が原因となる人は多いのではないでしょうか。
「傷つきたくない」というのは誰しも持つ願望です。
しかし、もし傷つかないために「挑戦」や「他者との交流」を避けていたら、どんな人生になるでしょうか?
山も谷も無い分、楽しさや喜びも薄い人生になってしまいそうです。
傷つくことを恐れず受け入れた先に、充実した人生というのは待っているのかもしれませんね。