タロット占いでもよく扱われるテーマの1つが、「仕事」に関するものです。
「仕事」に関するもの中には、運勢(仕事運、仕事の未来)や適職についての相談内容も多いですよね。
今回は、そんな「仕事」について占うのにオススメのスプレッドを紹介していきます。
一口に「仕事」といっても、内容によって適したスプレッドは異なります。
- 今取り組んでいるプロジェクトの行く末を占いたい
- A社とB社どちらに行こうか
- 自分に合っている仕事って何だろう?
- 今起こっている仕事のトラブルの解決策は?
など、相談内容やお悩みごとのおすすめスプレッドを紹介していきますので、参考にしてみてください。
仕事の「未来」や「適職」をシンプルに占いたい場合は「スリーカード」スプレッド
「どんな仕事が向いているか」
「今の仕事どんなふうになっていくかな?」
などシンプルに占いたいときは、「スリーカード」がおすすめです。
「スリーカード」は、設定次第で様々に読み取れるスプレッドです。
配置したカードそれぞれに意味を持たせることによって、読み取れるものも変わります。
【展開図】
例えば「どんな仕事が向いているか」という場合、3枚のカードに次のように意味を持たせても良いでしょう。
- 自分の得意なこと
- 自分が目指したいもの
- 自分の欲しいもの
あえて意味を持たせず、出てきたカードからインスピレーションをもらい、それを広げていくというのも一つの方法です。
「どんな仕事に向いているか」を占うときは、大アルカナで占うことをおすすめします。
大アルカナは、人生において「特に重要な運命的な出来事」であったり「人の成長物語」を表しているといわれています。
人が持っている性質を表す大アルカナは、適職を占ううえで必要な「人の性格や行動、思考」などの情報を得やすいツールです。
また「今の仕事がどういう未来になるのか」といった場合は、3枚のカードに次のような意味を持たせて、時系列に読んでいくのも良いですね。
- 過去
- 現在
- 未来
ただし、ABどちらにしよう?といった内容には向いていませんので、そういった場合は次に紹介する「二者択一」スプレッドを使用すると良いでしょう。
A・Bどちらにしよう?と迷った場合は「二者択一」スプレッド
「就職先や転職先をA社とB社どちらにしよう?」
「プロジェクトの案AとBどちらにしよう?」
「転職するかこのまま残るか」
など、仕事に関することでどちらか選ばなければならないといったことに直面することは良くあります。
そういった時に使えるのが、この「二者択一」スプレッドです。
展開方法は、番号順に下の図のように配置・展開していきます。
【展開図】
【位置ごとの意味】
- 相談者の現状。相談者がその相談内容にたいしてどう思っているか
- A案の未来。 起こることや乗り越えること。
- B案の未来。 起こることや乗り越えること。
- A案の最終結果。
- B案の最終結果。
AとBの選択肢をそれぞれ選んだ場合どうなるか、ということを時系列的に表しているスプレッドです。
ただし、どちらが良いかまでを示しているわけではありません。
相談者がどうしたいのかを考えるきっかけになるスプレッドとも言えるでしょう。
「二者択一」スプレッドについて、より詳しくはこちらもご参考ください。
仕事でトラブルを解決したい場合は「ホースシュー」スプレッド
「新しい職場に来て3か月たったけれどうまくなじめないのはなぜだろう?」
「売り上げが下がっているけれどなぜだろう?売り上げを上げるためにはどうしたらよいのだろう?」
など、仕事で起こっている「問題を解決していくためにはどうしたらよいか」を占いたいときに適したスプレッドが、この「ホースシュー」スプレッドです。
「ホースシュー」は、馬の蹄鉄を模したスプレッドです。
馬の蹄鉄自体が幸運のアイテムや魔除けとされているので、問題を解決して幸運を呼び込みたいというときにぴったりですね。
「ホースシュー」は、相談内容が時系列的にどう変化していくかを俯瞰して見やすく、さらに細かく見てくことで分析もしやすいスプレッドです。
展開方法は番号順に下の図のように配置・展開します。
【展開図】
【位置ごとの意味】
- 過去:相談内容に影響を与えたもの
- 現在:今の状況
- 近い未来:未来に向けての途中経過
- アドバイス:問題解決のためのアドバイス
- 周囲の状況:周囲の状況や環境
- 障害:これから障害となりそうなもの
- 最終結果:最終的にどうなるか
相談内容が、時系列にどうなっていくかを表しています。
4を起点に、左が「過去からの現在への時間的な状況変化」、右が「未来への問題解決のための糸口」となっています。
左で現状を把握しながら、今起こっている問題をどう解決していくかを右で読み解いていきましょう。
今の仕事の行く末を見てみたいときの「ピラミッド」
仕事において、
「目標の再確認」
「複雑な要因で起こっている問題の解決」
など、今抱えている仕事の未来を見たいときに使えるスプレッドです。
「ピラミッド」は文字通り、ピラミッドを模した階層式の三角形の形をしてしています。
展開方法は番号順に下の図のように配置していきます。
【展開図】
【位置ごとの意味】
1~3は相談内容の「今の現状」を表しています。
- 現状
- 現在の状況になった原因や要因
- 現在の状況に至るまでの過程、変化
そして4・5が解決方法のヒントとなるカードです。
- 置かれている状況
- 今の障害や問題
- とるべき方法、解決策
基本的な意味は上記の通りですが、例えば、仕事において「目標を再確認したい場合」には、次のような意味で見ることもできるでしょう。
- きっかけ なぜ始めたのか
- やる気 頑張れる理由
- 責任 仕事の中での相談者の役割
- 現状や環境 仕事の状況や環境。相談者が仕事に対してどう思っているか
- 成果 仕事を通して得られるもの(金銭。精神的)
- 未来 総合的に得られる未来の可能性。
展開図のように、ピラミッドのように階層になっていることで、
- 1〜3をひとまとめにして現状や物事の根幹。
- 4・5で解決方法や解決のためのヒント。
- 6で最終結果。
といった感じで、階層ごとに総合的に見ながら判断するものになります。
少し上級者向けと言えるかもしれませんね。
適職?問題解決?なんでも使える万能スプレッド「ケルト十字」
なんでも深く占っていける「ケルト十字」は相談者自身を深く読むことも、問題解決のためのアドバイスにも適しています。
「相談者がどんな仕事に就きたいと思っているのか」
「ざっくりとだけど、この仕事うまくいくかな?」
といったふわっとした質問でも大丈夫です。
【展開図】
【位置ごとの意味】
- 現在の状況:今どんな状況に置かれているか
- 障害と対策:乗り越えていくものや対立するもの。正位置でみる。
- 顕在意識:表に出ているどう思っているか、可能性
- 潜在意識:表に出ていない現状に対する気持ちの面での原因
- 近い過去:現状に対して影響していたこと
- 近い未来:現状から起こりやすそうな未来
- 相談者の立ち位置や状況:問題に対してどんなかかわり方をしているか
- 周りの人の状況:問題に対しての周りの状況。
- 相談者の願望:こうなったらいいな、やこれは嫌だなといった問題に対しての願望
- 結論:最終的な目的地。他の9枚とあわせて読み解く。
数が多いので大変ではありますが、全体を確認し、対となっている部分を確認し、一枚一枚を確認して、最終的な結果をへ導いて行きましょう。
「ケルト十字」については、上の記事で詳しく解説していますので、そちらもどうぞ。
まとめ
一口に仕事といっても、仕事のトラブルなのかトラブルでも解決のための案があるのかによって適したスプレッドは異なってきます。
相談内容を解決に導くためにはどういった方法が良いのかを考えて、それぞれに適したスプレッドを使いこなせるようになっていきましょう。