恋愛や仕事などについての占い相談において、「自分と相手の関係がこれからどうなっていくのか知りたい」という相談は良くあるでしょう。
そういった人間関係を占うのに適したスプレッドの1つが「ダイヤモンドクロス」です。
「ダイヤモンドクロス」は、使用するカード枚数が少なく、初心者でも使いやすいのが特徴ですね。
今回は、その「ダイヤモンドクロス」について、具体的にどんな悩みに適しているのか、やり方や展開方法、解釈例について徹底解説していきます。
「ダイヤモンドクロス」スプレッドとは?
その名の通り、トランプのダイヤのカードの柄のように配置することから由来しています。
4枚という比較的少ない枚数のカードを使用するので、初心者でも使いやすいスプレッドです。
「ダイヤモンドクロス」スプレッドで占うのに適した悩みとは?
「ダイヤモンドクロス」スプレッドは、主に人間関係を占うことに適しています。
恋愛でも仕事でも家庭でも、人間関係であれば可能です。
自分の気持ち・相手の気持ち・課題となっていること、近い未来を端的に表しています。
特に恋愛であれば片思いでも両想いでも、例えば、
「相手が自分のことをどう思っているのか」
「自分が本当はどうしていきたいのか」
「2人の関係は、今度変わっていくのか」
などが読み取れるスプレットです。
もし時系列的に知りたい場合は、「ヘキサグラム」という別のスプレッドを使用するとよいでしょう。
「ダイヤモンドクロス」の展開方法・やり方
注意点は特に大きくはなく、「相手がだれか」という点のみです。
ただし、相談内容に則した解釈をすることは忘れないようにしましょう。
また、恋愛相談の場合、「ダイヤモンドクロス」に限った話ではありませんが、相手との関係性などはしっかり聞いておきましょう。
例えば、次のようなことです。
- 一目惚れして、お互い顔を知っているだけなのか
- 挨拶をするぐらいの関係なのか
- 親密な関係なのか
どれぐらいのコミュニケーションをとれる相手なのか、によっても伝え方や解釈の仕方は変わります。
自分以外の誰かの人間関係を占う場合は、そのあたりをしっかり確認することを忘れないようにしましょう。
展開方法
図のように番号順に並べます。
展開位置の意味
それぞれのカードの意味も見ていきましょう。
- 相談者の気持ち
相談者が相手に対してどう思っているのか。相談者の気が付いていない本音、相談者を取り巻く環境など。
- 相手の気持ち
相手が相談者に対してどう思っているのか。相手を取り巻く環境。
- 課題
相談内容に対して2人の間で抱えている問題や乗り越える課題。アドバイス。
- 結果
1~3か月の間に起こりやすい未来や結果。
「ダイヤモンドクロス」のやり方・解釈手順
次にどのような手順に解釈していくのか、その方法を順番に見ていきましょう。
- 相談者と相手を見る
相談者と相手がどういう状況なのか、どういう気持ちでいるのかを確認していきます。
- ③のカードを読み取る
③のカードは相談内容に対しての課題や、アドバイスです。それぞれのカードと関わるキー(鍵)となるカードです。①や②と照らし合わせながら読み取っていきましょう。
- 2で読み取ったことを踏まえながら結果を読む
④は結果ではありますが、そこだけを見るのではなく、③のカードを踏まえたうえで読み取るようにしましょう。
「ダイヤモンドクロス」の解釈例 ~仕事場での人間関係編~
今回は、
「職場の同僚で、かかわりはあるのだけど、これからもっと仲良くなっていけるのかどうか知りたい」
という悩みに対しての解釈例です。
ダイヤモンドクロスは使用するカード枚数が少ないので、今回は初心者向けに大アルカナのみで占っていきます。
展開されたカード
- 相談者の気持ち:皇帝
- 相手の気持ち:恋人
- 課題:審判
- 結果:愚者
解釈例
まず、全体的に赤や黄色といった明るめの色が多いですね。
赤は「生命、情熱や能動的」といったことを表し、黄色は「実り、収穫、金運」などを表します。
次に、相談者と相手を見ていきましょう。
相談者の方が相手に対してどう思っているかについては「行動力やリーダーシップ」を表す「皇帝」のカードなので、「とてもリーダーシップのある頼れる人」と感じているのが読み取れます。
相手の方が「相談者に対してどう思っているか」については「選択、調和、心地よさ」などを表す「恋人」のカードで、「協調性のある人でコミュニケーションをとりやすく、仕事などで協力し合えている」と感じているようですね。
課題としては「覚醒・気づき・意識改革」といった意味の「審判」のカードが出ていて、もしかしたら、相手の方は、「仕事仲間としてして見ていて、相談者に対して(恋人のカードから)心地よさや魅力を感じててはいるけれど、恋愛とは結びついていない。仕事仲間以上に見られるように意識を変えていきましょう」と読み取ることができます。
相談者の方に出ている「皇帝」のカードを相談者自身の気持ちとしてとらえると、「積極的に動いていきたい」といった意味に読み取れます。
恋愛的な意味合いで少し積極的にアプローチしてみても良いですね。
結果の位置にある「愚者」のカードは「物語の始まり、自由」といった意味です。
近い未来では「新たな関係性の始まり」があると言えるでしょう。
今の関係とは違った関係性を、今後築けているかもしれませんね。
まとめ
展開された位置によって示す意味が変わりますが、一つのカードをとっても今回のように「自分の相手に対する気持ち」であったり「自分自身の今の状態」であったり、とらえ方によっては一つのカードの読み方も変わります。
それによって枚数の少ないカードでも、様々に読み取ることが可能です。
今回の例もあくまで一例として挙げたものですので、「自分であればどう読むか」も考えながら何度も解釈していくことで、読む事に慣れていきましょう。