今では普通のタロット占術を掲げている鑑定師の方が、珍しく感じてしまうほどメジャーになりつつある霊感タロット。
占ってもらった経験のある方なら、タロット占い=霊感タロットを思い浮かべる方も多いはず。
- 通常のタロット占いと霊感タロットは違うもの?
- 的中率は?
- 信憑性は?
鑑定師がそんな疑問に答えます。
そもそも霊感タロットって何?
タロット占いと”霊感”タロット占い、どちらも”タロットカードを使用した”占いの一種ですが、実は似て非なるものだという事をご存じですか?
占い方としては、どちらも
- シャッフルする(カードを混ぜる)
- スプレッドを組む(カードを並べる)
- 質問によって必要な分のカードを引く
という手順で占っていきます。
例えば「今日の彼(彼女)の自分に対する気持ちは?」という質問なら、シンプルにワンオラクル(1枚引き)という占い方が一般的です。
通常のタロット占いと霊感タロット占いは、この「カードを引く(選ぶ)」時に違いがあります。
タロット占いは通常、“直感”で選んだカードの意味を読み取っていきます。
霊感タロット占いは、質問に対する潜在意識を“霊感”で感じ取ってカードを選び、感じた潜在意識を元にカードの意味や描かれている背景などを読み取っていきます。
答えの導き方にも違いがあり、通常のタロット占いはカードの意味を軸にして、カードに描かれている情報や背景など直感で読み取って答えを導き出していきます。
なので、鑑定師により「どうイメージするか」のニュアンスなどに違いは出ますが、同じカードであれば占う側によって答えが大きく変わることは少なく、同じような答えにたどり着きます。
一方、霊感タロットは相談者の質問への潜在意識を“霊感”で感じ取ってカードを選び、潜在意識・カードの意味・描かれている背景などを元に感じたもので答えを導きます。
それは、潜在意識を汲み取る力や感じ取る力に左右されるので、占う側の力量や解釈によって同じカードでも答えが大きく変わることがあるのです。
【豆知識】
霊感タロットと混同されやすい霊感占いは、道具を使うことは少なく占う側の感覚で占うものです。
霊感タロットの的中率は?
通常のタロット占いと霊感タロットの違いがわかったところで、どちらで占ってもらえばいいのか、的中率を見てみましょう。
タロット自体はそれぞれのカードが持つ意味で占うので、質問に対しての答えは一定の確率で的中します。
タロット占いをしたことがない人でも意味を調べながら占えば、ある程度納得できる答えを出せると思います。
直感力があれば、初心者でも”なんちゃって鑑定師”より高い確率で的中させることができます。
経験値を積むほど読み取りにも慣れていくので、鑑定歴が長い鑑定師は高い的中率だと考えていいと思います。
霊感タロットの場合、通常のタロットより感じ取る力や感覚が必要になります。
普通に考えたら感じ取る力が必要になる霊感タロットの方が的中率が高くなるような気がしますが、霊感タロットは条件によって的中率を左右されてしまうので、的中率でどちらかを選ぶなら通常のタロット占いの方が的中率を実感できると思います。
条件が合えば霊感タロットの的中率を実感できますが、条件が悪いと全然当たらないとガッカリしてしまうことに。
霊感タロットの的中率を下げるもの
的中率を下げる”なんちゃって鑑定師”に鑑定を依頼しなければ確実に的中率は上がります。
占いは過去の出来事なら的中したかどうかの確認はできますが、未来のことや相手ありきの場合は的中してるのかはその時がこないと確認できないので、その性質を利用した占う気のない”なんちゃって鑑定師”が存在します。
コロナ渦で生活様式が変わったという理由で、”在宅ワークdeなんちゃって鑑定師”を始める人も増えているようです。
霊感タロットカテゴリーには、占う気がないので「当てる気もないけど占い師らしいことを言っとこう…」という”なんちゃって”の的中率は、適当に出した答えっぽい出来事がたまたま相談者に起こる程度のもの。
“霊感”、”スピリチュアル”、”インスピレーション”という神秘的な言葉は、当たれば視えているように映り、外れても誤魔化しが効く、占わない師に都合良く使われている場合もあるのです。
霊感タロットの信憑性は?
霊感タロットは相談者の潜在意識を含め、感じ取る力が答えを大きく左右します。
「相談者が占う側に心を開いているかどうか」で的中率に差が生まれます。
心を開いていれば、相談者に意識を向けた時に潜在意識を感じ取りやすくなるので、かなり精度が高くなります。
心を開いていない相談者だと、占う側が潜在意識を感じ取ることが難しいので的中率は下がります。
相談者と占う側の波長も同じように、合えば感じ取りやすくなるので的中率も高くなり、反対に波長が合わない相談者は感じ取りづらいため、どうしても的中率が下がってしまいます。
更に経験値の有無も的中率に差が出ます。
占う側の経験値が低いと、感じ取った時の情報量が多すぎてどれが必要な情報か判断しづらくなり、結果的に当たらなくなってしまいます。
経験を積むほど、必要な情報だけを感じ取れるようになるので高い確率で的中させることが出来るようになります。
占う側が本当に感じ取る力があることが前提ですが、このポイントに当てはめてみると条件が合った場合の霊感タロットの信憑性が高まります。
まとめ
霊感タロットは
- 占う側が本当に感じ取る力を持っていて
- 波長の合う、ある程度経験を積んだ鑑定師に
- 心を開いた状態で鑑定してもらう
という条件であれば的中率も信憑性も上がります。
逆に言えば
- 占う側が感じ取る力を持っていない
- 波長が合わない経験の浅い鑑定師
- 相談者が心を閉ざしていたり占う側を試すようなことをする
という条件だと通常のタロットで占う方が的中率も信憑性も上になります。
本当に感じ取る力を持っている鑑定師は自分から霊感タロット術者だと宣伝することは少ないです。
実は通常のタロット鑑定師側にいることが多いので、占術よりも自分が相談したい内容を得意とする鑑定師で選んだ方が自分に合った霊感タロット術者に出会えたりします。
鑑定師を探す参考にしてみてください。