ウエイト版タロットカードの「ペンタクルのペイジ」は、大事そうに金貨を眺めている少年が描かれています。
この先の未来に思いをはせているのでしょうか。
何かを楽しみにしているようでもありますね。 「仕事のことを占ったら、このペンタクルのクイーンが出た。解釈を深く知りたい」
今回はそういう方に向けて、まずペンタクルのクイーンの基本的な意味やキーワードを紹介した後に、仕事での人間関係、転職や仕事運など仕事について占う場合の解釈例を詳しく紹介していきます。
ペンタクルのクイーンの意味やキーワードを飛ばして、解釈例から見たい人はこちら↓から先にどうぞ。
では、詳しく見ていきましょう。
タロット「ペンタクルのペイジ」の基本的な意味＆キーワード
ペンタクルのカードは14枚あり、その内の4枚は「コートカード」と呼ばれ、人物が中心に描かれています。
1から10までのカードは物語になっていましたが、コートカードは成長というより、立場の違いと考える方がよいかもしれません。
少年（少女）である「ペイジ」と若者・青年である「ナイト」、落ち着いた大人の女性「クイーン」と周囲に影響力のある立派な大人の男性「キング」。
今回はその中でも、ペンタクルのペイジをとりあげます。
ペンタクルのペイジは探求心旺盛で将来有望な若者です。
また、良い知らせを届けてくれるメッセンジャーの意味もありますよ。
では、より詳しい「ペンタクルのペイジ」の意味をキーワードで見てみましょう。
正位置の意味＆キーワード
真面目で勉強熱心な若者のイメージです。
若さゆえ、周りが見えなくなるほどのめり込むこともありますが、基本的には落ち着いた努力家です。
飾り気がなく、純朴なタイプですが、将来性は十分にある魅力的な人物です。
逆位置のキーワード
逆位置になると、若いことがエネルギーとして現れず、経験が足りない、実力が足りないという見方になります。
心の成長も遅く、怠惰でわがままな面が目立ちます。
「まだまだ基礎を固める時期である」と考えた方がよいでしょう。
「仕事」について占う時の「ペンタクルのペイジ」解釈例
次は、仕事の事を占う時に「ペンタクルのペイジ」が出た場合の解釈例を、
- 仕事運
- 職場での人間関係
- 転職について、正位置と逆位置それぞれ見ていきましょう。
正位置の解釈例
仕事運とアドバイス
真面目にコツコツと仕事をするあなたを評価する人は多いでしょう。
知らないことはすぐ調べる、新しいものが導入されれば、真っ先に勉強会に出るなど、とても勉強熱心です。
人からの評価を気にしているわけではなく、純粋に自分の探求心から自然と勉強しているのです。
そんなあなたは着実に実力をつけています。
上司からの期待も大きいですし、まだまだ伸びしろはたくさんあります。
この調子で楽しく仕事を続けてくださいね。
【ここが解釈のポイント】
コツコツ頑張ることができ、着実に力をつけるペンタクルのペイジ。
仕事でこのカードが現れると、将来を期待される有望な若手という感じです。
ペンタクルを掲げているペイジは、大きな夢を追いかけている姿にも見えます。
1つ1つ仕事をやり遂げ、最終的には大きな目標に近づきます。
勉強熱心な相談者は会社の上層部からも期待されていることでしょう。
どんどん伸びていける時期ですので、楽しみながら実力をつけて欲しいと思います。
職場での人間関係
あなたの真面目な人柄が好感を持たれているようです。
同じ目標を持ったグループや切磋琢磨し合える同僚を大事にしましょう。
単に仲がいいだけではなく、お互いのスキルを認め合い、高めあえる人たちと付き合うとよいでしょう。
仕事だけでなく、興味のある習い事や趣味などにも時間を割いてください。
交友関係が一層広がり、仕事や生き方のヒントになる仲間ができますよ。
【ここが解釈のポイント】
真面目でフレッシュな印象のペンタクルのペイジ。
その爽やかさが皆に好かれていることでしょう。
カードの背景は明るい黄色なので、職場の雰囲気はよいようです。
仲の良さより、一緒に楽しく仕事ができる仲間を目指すとよいでしょう。
切磋琢磨できる仲間がいると、お互いに成長する良い刺激になります。
転職
大きな目標があるのですね。
あなたは勉強熱心で、夢も大きく、努力家です。
将来的に仕事で成功することは間違いありません。
しかし、まだ発展途中な面があります。
転職は、今の会社の恩恵を十分に受けてからでも遅くありません。
例えば、今の会社でとれる資格を取得する、尊敬できる先輩の指導を受けるなど。
焦らずに転職のタイミングを見極めてください。
【ここが解釈のポイント】
カードの人物は豊かな大地に立つ夢多き若者です。
大地が豊かということは今の会社でも十分恵まれているのでしょう。
勉強熱心な相談者は仕事でも上昇志向なのだと思います。
将来的に転職を視野に入れるのはよいことですが、今は焦らず、基礎を固めることが重要です。
今の職場で吸収できることは吸収しておくとよいでしょう。
カードの背景も黄色で祝福されていますので、将来的にはよい仕事に恵まれます。
逆位置の解釈例
仕事運とアドバイス
ミスが重なったり、タイミングを逃したりと、やる気がそがれてしまっていますね。
あなたはまだまだ成長途中の身。
きちんと謝罪して訂正すれば、大ごとにはならないはずです。
失敗を繰り返さないようにし「勉強になったな」と思えばいいのです。
つらい時期かもしれませんが、コツコツと自分のやるべきことをこなしていきましょう。
ちょっと先の目標を決めると、やる気アップにつながりますよ。
【ここが解釈のポイント】
逆位置になると、まっすぐに成長する状態から外れて、「何をやっても上手くいかない」「無駄が多い」感じになります。
経験不足からくる失敗があるのでしょう。
自分はまだ、経験を積んでいる途中であるということを自覚し、コツコツと実績を積み上げて行くことです。
ペイジは若く、これから伸びていける人物です。
若さ（経験不足）ゆえの失敗はよい経験ですので、ここでやる気を失わず、踏ん張りどころであることを相談者に伝えます。
職場での人間関係
価値観の合わない人にイライラしてしまうかもしれません。
イライラは相手に伝わります。
足の引っ張り合いにならないように気をつけましょう。
あなた自身も目標を失っていたり、会社に不満があったりして、どうしても些細なことが気になる時なのかもしれません。
気の合わない人とは少し距離をおいて、真っ向から対立しないように。
「自分も苛立ってるな」と気がついたら、自分のケアをしてください。
定時で上がって美容院やネイルサロンに行く、お気に入りのカフェに寄るなど。
気持ちに余裕が出来れば、自分のやるべきことに集中できるようになります。
【ここが解釈のポイント】
周りと足並みがそろわない、チグハグな雰囲気です。
相談者も何でモヤモヤしているのか、何で伝わらないのか分からないかもしれません。
周りに流されやすくなっているとも言えますし、相手の心の動きに鈍感になっているとも言えます。
あえて「人間関係を改善しよう」と意気込まずに、自分の心を整えた方がよいでしょう。
カードの人物はペンタクルを大事そうに掲げています。
自分の夢や目標、好きなことを見つめることで、周囲の雑音から離れられます。
転職
今はまだ基礎固めの時期と言えます。
ブラックな働き方を強いられている、身体を壊すほどストレスフルな職場であれば、転職も必要でしょう。
そうでないのなら、なんとなくで転職をするのはおすすめできません。
もう一度腰を据えて「ここでしっかり実力をつけよう」と考えてみてください。
今の会社の中で新しいことにチャレンジするのもよいでしょう。
仕事に興味がわいてきたらしめたもの。
あなたはもともと努力家ですから、ぐんぐん成長します。
それでも転職を希望するのであれば、じっくり検討してください。
自分だけで判断せず、経験豊かな年上の人にアドバイスを求めると冷静になれますよ。
【ここが解釈のポイント】
逆位置ですと、まっすぐに進めない感じがあります。
というのも足元がまだしっかり固まっていないからです。
いつまでたっても新人気分であったり、初歩的なミスが減らないなど、基礎的な部分が不安定です。
まずはしっかり今の職場で実績を積み上げることをすすめます。
実績ができてくれば、自分に自信もつきますし、仕事への熱意も増しているでしょう。
その時に改めて転職を考え、動き出しても遅くありません。
まとめ
今回は「ペンタクルのペイジ」の、仕事を占う時の解釈に関するお話でした。
あなたの悩みに参考になるアドバイスはありましたか？
ペンタクルのペイジは、将来有望な勉強家です。
フレッシュで探求心旺盛な若者ですが、意外にしっかり者です。
正位置で現れると、若いながら将来をしっかり見据え、堅実に取り組み、きちんと成果を出すタイプです。
すぐに投げ出さず、努力することが大切だと理解しているのです。
逆位置になると、時間ばかり無駄にする要領の悪さが出てきます。
まだまだ経験不足なので、目の前の利益に飛びつかないように。
未熟ということは伸びしろが大いにあるということ。
恋愛にしても仕事にしても、しっかり土台を固めてから応用に進みましょう。
メッセージが、次のステップに進むためのきっかけになりますように。
