”10個のカップが輝く空の下で、4人の家族が幸せそうにしている”
ウェイト版カップ10は、そのような絵柄が特徴のカードです。
「意中の相手の気持ちを知りたい時にカップ10が出たら、どう解釈すれば良いの?」
そこで今回は、まず、カップ10の基本的な意味やキーワードを紹介した後に、
恋愛関係(片思い・両想い・フリー)別に、意中の相手の気持ちや相手との未来を占う場合の解釈例を詳しく徹底解説していきます。
カップ10の意味やキーワードを飛ばして、解釈例から見たい人はこちら↓から先にどうぞ。
⇒【恋愛関係別】意中の相手の気持ち・相手との未来を占う場合の解釈例
では、詳しく見ていきましょう。
タロットカード「カップ10」の基本的な意味&キーワード
カップのカードは14枚あり、その内の1から10までのカードは物語になっていると言われています。
物語の内容を大ざっぱに言ってしまえば「とある青年の一生」です。
そして、カップはトランプで言うところの「ハート」に当たるので、青年が「愛」を探求する内容になっています。
カップ9で青年は、富と名声を手に入れた立派な大人に成長しました。
しかし、成長した彼が今最も大切だと思うのは「家族」です。
愛する妻や子供たちと過ごす時間が、彼にとっては何にも代えがたい宝物なのです。
「辛いこともあったけど、色々な体験を経て成長できたお陰で今の幸せがある」と、彼は思います。
愛を手に入れた彼を、神様は虹を出して祝福しました。
では、より詳しい「カップ10」の意味をキーワードで見てみましょう。
正位置のキーワード
幸せ、幸福、幸運、平和、愛、成功、祝福、満足、豊かさ、安定、安全、繁栄、円満、幸せな家庭、家族愛、明るい未来、人々との繋がり、結婚、婚約、恋人、新しい家族、協力、再会、良好な関係
カップ10・正位置は、幸せを感じられる時です。
ずっと頑張ってきたことがあるなら、その苦労が報われます。
ずっと苦しい状況にいたのなら、状況を好転させるチャンスがやってきます。
あなたは祝福され、心から笑顔になれるでしょう。
また、その幸せを他の人におすそ分けすることも可能です。
例えば…
- あなたがフォローをしたから同僚の仕事が上手くいった
- あなたが悩みを聞いたから落ち込んでいた友人が立ち直った
このような感じです。
助けた人たちから感謝され、あなたはさらに幸せを感じられるでしょう。
今のあなたは自分だけでなく周りの人たちも幸せにできるので、積極的に色んな人たちと関わってみてくださいね。
逆位置のキーワード
孤独、コミュニケーション不足、不調和、不安、不安定、不和、不仲、関係が壊れる、障害、トラブル、期待外れ、無い物ねだり、マンネリ、不妊、流産、堕落、暴力、DV、虐待、離婚、分離、ホームシック、里親、家を失う、家族に苦しめられる
カップ10・逆位置は、不満を感じてしまいそうです。
頑張ってきたのに目標を達成できなかったり、トラブルが起きて苦しい状況になってしまうかもしれません。
特に人間関係のトラブルには要注意です。
上司と喧嘩して、職場に居辛くなってしまったり、パートナーと喧嘩して離婚、もしくはDVを受けてしまったり…
このトラブルをキッカケに、大きな環境の変化が起こってしまう恐れがあります。
そのため「こんなハズでは無かったのに…」と、不満を感じてしまいます。
このような時は、感情的になるのを避けることが大切です。
冷静に、客観的な視点で状況を判断していきましょう。
誰かにムカついて何かを言いたくなっても、それは口から出さない方が賢明です。
仮に第三者に愚痴ったとしても、それが噂となって当人の耳に入ってしまうかもしれません。
どうしても口から出さなければ気が済まないのなら、一人でカラオケに行って叫ぶなど、工夫をして対処しましょう。
恋愛で「相手の気持ち」「相手との未来(行方)」を占う場合の「カップ10」解釈例
恋愛における相手の気持ち、恋愛の未来(行方)に関するタロット占いで「カップ10」が出た場合の、正位置と逆位置それぞれの解釈例です。
「片思いの人」、「両想いの人」、「フリーの人」の関係別で記載しているので、ご自身に合ったものを参考にしてくださいね。
正位置の解釈例
片思いの人の場合
相手もあなたに好意を抱いているので、あなたの片思いは成就するでしょう。
交際が始まるタイミングは、相手の性格によって変わってきます。
「付き合ってからお互いを知っていけばいい」という大らかなタイプなら、間もなく交際がスタートしそう。
それに対して「もっと仲良くなってお互いを知ってから付き合いたい」という慎重派なら、交際が開始するまで少し時間がかかります。
仮に慎重派の場合は、あなたが先走って告白してしまうと…
「まだ心の準備ができていないから…」と、お断りされてしまうかもしれません。
相手のタイミングに合わせた方が、スムーズにお付き合いができるでしょう。
しかし交際が始まってしまえば、どちらのタイプだとしても、幸せを感じられるお付き合いになるので安心してくださいね。
両思いの人の場合
2人は相思相愛で、一緒にいると幸せを感じられる素敵な関係のようです。
交際期間の長さに関わらず、相手はあなたとの将来を真剣に考えています。
あなたの方も結婚生活について具体的に考えておくと、今後結婚の話し合いをする時、スムーズに話を進めていけるでしょう。
また、互いに相手をフォローする心の余裕と、器用さを持っています。
そのため一緒にいるとそれぞれの弱点をカバーしあえるので、一人の時よりも素晴らしいパフォーマンスを発揮することが可能です。
もしあなたに一人では成し遂げられなかった夢などがあれば、パートナーのいる今なら達成できるかもしれません。
反対にパートナーの方に夢などがあれば、あなたが支えてチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
現在フリーの人の場合
運命の相手と出会うチャンスです。
この時期は積極的に人との交流を求めてください。
その人とは知り合ってすぐに意気投合したり、もしくはお互いに一目惚れして恋が始まりそう。
相性抜群なので「付き合ってから相手の嫌な面に気付いて幻滅してしまった」というようなトラブルは起こりません。
なので2人の気持ちが通じ合っているのであれば、知り合って早々にお付き合いを始めても問題無いでしょう。
一緒にいると楽しいだけでなく安らげる関係になれるので、結婚を視野に入れたお付き合いをしていけますよ。
逆位置の解釈例
片思いの人の場合
相手はあなたに対して価値観のズレを感じたり、性格の相性が悪いと思っているので、一緒にいると疲れてしまうようです。
ただし、「外見だけは好み」と思っている節があるので、現段階でセフレになることは可能かもしれません。
そんな関係は嫌だと思うのであれば、体の安売りはしないことが大切です。
もし相手から誘われても、断固拒否してください。
そして情報収集をして、相手がどのような価値観を持っていて、素の性格がどのようなものかを知る必要があります。
相手の素顔を知って「自分とは合わない」と感じたら、別の恋を探しましょう。
それでも好きなら、あなたの価値観や性格を変える努力をしてください。
自分を変えることは非常に難しいので、覚悟して臨みましょう。
両思いの人の場合
2人の間にすれ違いが増え、関係にヒビが入ってきているようです。
一緒にいても嚙み合わないことが多いので、2人でいるのに孤独を感じてしまいます。
一度相手にネガティブな気持ちを持ってしまうと、悪い部分ばかり見てしまうものです。
相手への不満が止まらず、お互いに心無い発言をして傷つけ合ってしまうかもしれません。
冷静に話し合えるなら話し合い、すれ違いの原因と解決策を考える必要があります。
両者共に、相手に理想を押し付けすぎている節があるようです。
それを踏まえて話し合いをすると、お互いに反省の心が芽生え、冷静に相手の話を聞けるようになるでしょう。
どうしても感情的になってしまうなら、一度距離を置いてみると良さそうです。
それでお互いに相手の大切さを思い出せたら、関係の修復を試みてください。
反対に「一人の方が楽しい!」とか「もっと気の合う人は他にいる」と思ったのであれば、お別れして別々の人生を歩んでいきましょう。
現在フリーの人の場合
出会いはあっても、価値観などの合わない相手ばかりのようです。
恋愛は時には妥協が必要ですが、今は妥協してまでお付き合いをしない方が良いでしょう。
無理して付き合ってもトラブルが起きてしまったり、別れたいのに別れられない状況になってしまうかもしれません。
下手をしたら相手から暴力を振るわれ、一生の傷を負ってしまう恐れもあります。
運気が良くなるまでの間は、自分磨きに専念しておきましょう。
まとめ
今回は「小アルカナ・カップ10」の、意中の相手の気持ちや相手との未来の解釈に関するお話でした。
カップの青年の物語は、これで終わりです。
彼は様々な体験や苦労を乗り越えて「自分にとっての愛は家族である」と気付きました。
しかし、愛の形は人それぞれです。
青年にとっては「家族=愛」でも、あなたにとっては違う愛の形があるかもしれません。
もし、あなたが「自分の愛とは何か」分からないのなら、きっとまだ愛を探している途中なのでしょう。
愛の形が皆違うように、それを知るタイミングも人それぞれです。
ハッピーエンドを目指して、焦らず進んで行きましょう。