本当はもっと仕事で活躍したいのに、自分の能力をイマイチ活かしきれていない気がする、と思うことはありませんか?
もしかしたら、その理由は自分の仕事運をうまく使いこなせていないからかもしれません。
誰にでも向き不向きはありますが、向いている仕事をした方が当然自分の能力を発揮しやすいし、運勢も上向いていきます。
では、どうやって自分の能力を発揮しやすい分野を知り、どうすれば仕事運をアップできるのか、気になりますよね。
そんなあなたは、仕事運をホロスコープから読み解くことがおすすめ。
ホロスコープを見れば、自分の才能を発揮しやすい仕事は何なのかがわかります。
また、その仕事にどのように取り組めば、より活躍できるのかもわかります。
今回紹介していく内容は「職業」と「目指す方向性」の2面からアプローチしています。
そもそもの仕事内容や取り組み方が自分に合ってなければ、自分の本来の力を発揮できません。
今の仕事に違和感がある人、自分のキャリアがこのままでいいのか悩んでいる人は、ぜひ読み進めてみてください。
ホロスコープで仕事運を上げる方法
MCと太陽で仕事運を簡単に鑑定できる
まず、ホロスコープで自分が活躍できる分野を知る方法、それは「MC」と「太陽」の星座のキーワードを組み合わせることです。
太陽は「人生の方向性」を表します。
「あなたって何座?」と聞かれたときに答える星座は、太陽星座と呼ばれるもの。
あなたが生まれたときに、太陽がホロスコープのどの星座に位置していたかで決まります。
一方、もうひとつのMCは聞きなれない人が多いかもしれません。
MCとは、ホロスコープの10ハウスの始まりの線のこと。
10ハウスは結果や達成を意味するハウスで、その始まりにある線は仕事を見る際に大変重要視されます。
では、例としてサンプルのホロスコープを見てみましょう。
太陽(☉)は乙女座(♍)にありますので、この人は乙女座であることがわかります。
そして赤線で示したMCは、10ハウスの始めの線で、射手座(♐)にかかっていますね。
太陽が乙女座、MCが射手座。
この2点がわかれば「自分の才能を生かす職業」を簡単に知ることができます。
ご自分のホロスコープを手元に用意して、太陽星座とMC星座を確認してみてください。
ホロスコープの出し方や、ホロスコープの基本的な要素について知りたい人は、こちら(【初心者必見】ホロスコープ基本の読み方・見方|コツ&手順が簡単に分かる)の記事を参考にしてくださいね。
では、MCと太陽がそれぞれどのように仕事運を象徴しているのかを、次で読み解いていきましょう。
「活躍できる職業」を表すMC星座
まず、MCから見ていきます。
MCの星座は、自分が活躍できる「職業」を教えてくれます。
「あなたはどんな仕事をしているの?」と聞かれたときに答える、社会での肩書ですね。
サラリーマン、教師、銀行員、保育士など、ここには書ききれない様々な職業が世の中にはあります。
では、その中で自分はどの職業で活躍できるのか?
12星座別に一覧にしましたので、ご自分のMC星座の箇所を確認しましょう。
MC星座別【活躍できる職業】
牡羊座 | ♈ | 新しいものを生み出す:起業家、発明家、営業、企画職などアイディアが出せる仕事、アスリート |
牡牛座 | ♉ | 現実的な豊かさを届ける:美容・ファッション関係、不動産、金融、ハンドメイドなど物づくり関係、牧場経営 |
双子座 | ♊ | 情報を発信する:メディア、マーケティング、コンサル、アナウンサー、インフルエンサー、ライターなど書くことに関する仕事 |
蟹座 | ♋ | 家庭的な温かさを広める:看護師、保育士、飲食関係、介護関係、インテリア関係、セラピスト、飼育員、家政婦 |
獅子座 | ♌ | 喜びや明るさを届ける:俳優、ダンサー、歌手、アーティスト、YouTuber、エンターテイメント全般 |
乙女座 | ♍ | 世の中を取りしまる:経理、秘書、公務員、警察官、評論家、会計士、数学者、設計士、中間管理職 |
天秤座 | ♎ | 調和と美をもたらす:美容・ファッション関係、画家、デザイン関係、モデル、接客業、裁判官、弁護士、結婚式関係 |
蠍座 | ♏ | 深く追求する:研究者、探偵、ジャーナリスト、生と死に関わる仕事、カウンセラー、占い師、あらゆる分野のプロ |
射手座 | ♐ | 未知の世界を紹介する:出版、教育、海外に関する仕事、旅行代理店、航空会社、翻訳家、哲学者、宗教関係 |
山羊座 | ♑ | 組織を動かす:マネージャー等の管理職、経営者、政治家、公務員、コンサル、教師、建築家 |
水瓶座 | ♒ | 新しい技術や考えを広める:IT関係、エンジニア、先進的な技術に関する仕事、天文学関係、SNSを使った仕事 |
魚座 | ♓ | 世の中を癒す:医療関係、アーティスト、セラピスト、ヒーラー、占い師、スピリチュアルな仕事、水に関する仕事 |
どうでしょうか?
「今の仕事に通ずるものがある」という人もいれば、「こんな職業は考えたことがなかった」という人もいると思います。
もちろん、ここに記載した職業は一例であり、必ずこの職業でないと活躍できないということではありません。
しかし、MCはホロスコープの天頂に位置するもので、仕事運を良くしたいときには避けては通れないほど重要なポイント。
職業にすることが難しい、という人は、MCの星座のキーワードを意識して仕事に取り入れるようにしたいですね。
「目指すべき方向」を表す太陽星座
次は、太陽星座です。
太陽が表すのは、人生の目的や自分の意思。
そんな太陽の星座が教えてくれるのは、「仕事を通して目指すべき方向」です。
以下の一覧表を見て、目指すべき方向を見てみましょう。
太陽星座別【目指すべき方向】
牡羊座 | ♈ | 常に挑戦する、スピード感がある、自己主張する、誰も通ったことのない道を開拓する、短期決戦 |
牡牛座 | ♉ | 自分のペースを保つ、経験を活かす、優雅で安定している、きちんとお金を得る、地位を確立する、現実的な目線を持つ |
双子座 | ♊ | 好奇心を燃やす、流行に敏感になる、同時進行、縛られない、選択肢が多い、人に伝える、人と交流する |
蟹座 | ♋ | 大切な人を守る、お世話する、可愛がられる、信頼できる仲間を作る、安心できる居場所づくり |
獅子座 | ♌ | 自己表現する、楽しみと喜び、遊び心、自分らしさを打ち立てる、プライドを大切にする、自分が主役 |
乙女座 | ♍ | サポートする、分析する、無駄の排除、マネジメントする立場、メンテナンスする |
天秤座 | ♎ | バランスを大事にする、他社と調和する、比較検討する、交渉する、平和を保つ、ルールを守る |
蠍座 | ♏ | 一つのことを突きつめる、深い集中力、情熱的になれる、専門性を高める、物事の裏側に関わる |
射手座 | ♐ | 未知の世界を探求する、行きたいところに自由に行く、グローバルな視点、スキルアップする |
山羊座 | ♑ | 自分の能力を社会に認めさせる、地位や権力を得る、着実に実績を重ねる、指導力とカリスマ性 |
水瓶座 | ♒ | 個性を打ち出す、偏見や先入観にとらわれない、自由、当たり前を覆す、どんな相手にも平等に接する、斬新な思考 |
魚座 | ♓ | 目に見えないもの(優しさや愛など)を信じる、夢を与える、直観力を大切にする、人に奉仕する、善意を信じる、流れに身を任せる |
ここで、「そもそも自分が活躍できる職業がわかるだけじゃだめなの?」と疑問を感じる人もいると思います。
ですので、なぜ太陽が必要になるのかをご説明します。
MCで、どのような職業が向いているかはわかりましたよね。
しかし、実際にその職業に就けたとして「就けたはいいけど、これからどう頑張ったらいいの?何を目指せばいいの?」となりませんか?
例えば、MCが射手座で、出版の仕事をやってみたいと思ったとします。
出版会社に入ったとして、「自分は何を目指したいのだろう、どこに向かってどう頑張ればいいのだろう」と目標や信念がなければどうでしょうか。
なんとなく毎日の業務をこなすだけ。
おそらく、これではせっかく向いている仕事をしていても活躍することはできないでしょう。
目標を決めてなりたい姿を想像できないと先に進めませんよね。
というわけで、人生の目的や自分の意思を表す太陽が重要になってくるわけです。
仕事で目指すべき方向を、しっかりと太陽星座から把握しましょう。
太陽星座は、意識して取り入れることで、どんどん運が開花していきます。
もともと先天的に取り組みやすいものではないので、「これ苦手なんだよな」と思う人もいると思います。
そんな人こそ、努力は必要かもしれませんが、仕事に取り入れてみてください。
植物は太陽の光を浴びて成長しますが、人間も同じです。
太陽星座を意識しないことは、「太陽の光を利用せず、ずっと陰にいます」「成長しません」と言っているのと同じこと。
ぜひ意識して取り入れてほしいと思います。
自分で鑑定してみよう
さて、ここでMCと太陽からわかったことを整理して、自分で簡単に鑑定してみましょう。
ここまで解説してきたことのイメージとしては、以下のような図に集約されます。
イメージが明確になりましたでしょうか。
MCと太陽の両方を組み合わせてこそ、仕事運をあげていけるということがわかりました。
では、自分のホロスコープからMCと太陽を読み取れた人は、それを文字に起こしてみましょう。
客観的に仕事運をあげる働き方を見ることができますし、自分で仕事運を鑑定できたという自信にもつながります。
以下の表を使って、仕事運をあげる働き方を導き出してみましょう。
星座 | 内容 | |
【MC】職業 | ||
【太陽】目指すべき方向 | ||
【MC】+【太陽】=仕事運をあげる働き方 |
最初からうまく書けなくても大丈夫です。
自分なりの答えを見つけられるまで、時間をおいてもいいですし、もう一度最初から読みなおしてもらってもいいです。
しかし、やっぱり例がある方が考えやすいと思いますので、サンプルのホロスコープを使って解説していきます。
考え方のヒントにしてくださいね。
さて、こちらのホロスコープを使って読み解いていきます。
MCは射手座(♐)、太陽(☉)は乙女座(♍)にあります。
活躍できる職業がMC、目指すべき方向が太陽でしたね。
MCと太陽の一覧表のキーワードを見ながら、以下の表を使って整理してみます。
星座 | 内容 | |
【MC】職業 | 射手座 | 未知の世界を紹介する:出版、教育、海外に関する仕事、旅行代理店、航空会社、翻訳家、哲学者、宗教関係 |
【太陽】目指すべき方向 | 乙女座 | サポートする、分析する、無駄の排除、マネジメントする立場、メンテナンスする |
【MC】+【太陽】=仕事運をあげる働き方 |
「内容」はキーワードを羅列しただけなので、ここから自分がやりたい職業や目指したい目標を絞ります。
今回は、職業を「出版」、目指すべき方向を「サポートする」にしたとします。
以上のことから導き出せる、仕事運をあげる働き方とは何かを想像しましょう。
これは一例ですが、「出版会社で作家さんの担当者になる」という答えはどうでしょうか?
本を出版している作家さんには必ず出版社の担当がいますよね。
魂を込めた作品を創りだす作家さんの裏では、担当がスケジュール管理や今後の方向性を決める会議などを行っており、作家さんを全面的にサポートしています。
こんな風に人のサポートを目指すことが、仕事運をあげる働き方だとホロスコープから読み解けます。
射手座のMC、乙女座の太陽の要素を組み合わせた答えができあがりましたね。
ただし、人それぞれの解釈がありますので、これはあくまで一例です。
仕事運を鑑定する際のヒントとして見てください。
さらに仕事運をアップする方法
さて、ここまでホロスコープから仕事運を見ることができれば、もう十分と思うかもしれません。
でも、さらに仕事運をアップさせる方法があるとしたら、活用しない手はありませんよね。
最後にそれをお伝えしたいと思います。
支配星のパワーを取り入れる
さらに仕事運をアップする方法、それはMCと太陽の支配星のパワーを取り入れることです。
支配星とは、星座を支配する天体のこと。
12星座それぞれに支配星が存在します。
一覧表で支配星をチェックしてみましょう。
【支配星一覧表】
牡羊座 | ♈ | 火星 |
牡牛座 | ♉ | 金星 |
双子座 | ♊ | 水星 |
蟹座 | ♋ | 月 |
獅子座 | ♌ | 太陽 |
乙女座 | ♍ | 水星 |
天秤座 | ♎ | 金星 |
蠍座 | ♏ | 火星、冥王星 |
射手座 | ♐ | 木星 |
山羊座 | ♑ | 土星 |
水瓶座 | ♒ | 土星、天王星 |
魚座 | ♓ | 木星、海王星 |
12星座それぞれに支配星があることがわかりました。
では、実際に自分のMCと太陽に当てはめて考えていきましょう。
自分で鑑定してみよう
支配星を使った仕事運も自分で鑑定することができますので、見ていきましょう。
支配星のパワーを取り入れ、仕事運をアップするための方法を順番にお伝えしますね。
① MCと太陽の星座の支配星を、支配星一覧表から確認
② 自分のホロスコープのどこに支配星があるか見る
③ 支配星の星座を確認
④ その星座の力を意識して取り入れる
一気に説明しましたが、なかなかイメージしにくいと思うので先ほどの例で考えてみます。
MCは射手座(♐)、太陽(☉)は乙女座(♍)でしたね。
支配星一覧表から、射手座の支配星は木星、乙女座の支配星は水星です。
木星と水星の位置を青色にしましたので、位置を見てみてください。
ホロスコープの木星(♃)は獅子座(♌)、水星(☿)は乙女座(♍)にあることがわかります。
まずMC(射手座:出版)ですが、射手座の支配星である木星は獅子座にあることから、獅子座の要素を組み合わせるとよいでしょう。
獅子座は楽しむことが大好き。
出版会社では、堅苦しい評論文を扱う部署よりも、漫画のような娯楽を扱う部署の方が合っているかもしれませんね。
次に太陽(乙女座:サポート)ですが、乙女座の支配星である水星は、同じ乙女座です。
これは、乙女座の要素を最大限に利用していけばいいことを示します。
水星は思考とコミュニケーションの天体で、サポート能力がもともと高く、それは乙女座の太陽が望むことでもあります。
太陽と支配星の、いわば「色」が同じなんですね。
先ほどのMCは、支配星が違う星座にあったので、「色」が違います。
イメージでいうと、赤色に少し黄色を混ぜて濃いオレンジ色にした感じです。
このようにして、自分のMCと太陽の支配星のパワーを取り入れて、もっと仕事運をアップしていきましょう。
また、仕事に関するホロスコープの読み方については、こちら(ホロスコープの読み方【適職・天職診断編】)のような記事もおすすめですので、ぜひ合わせてご覧ください。
まとめ
ホロスコープで仕事運を読んできましたが、自分の仕事運はどうでしたか?
MC(職業)と太陽(目指すべき方向)を組み合わせることで、仕事運をあげる働き方がイメージできたのではないでしょうか。
さらに余裕がある人は、支配星のパワーも取り入れることで、もっと仕事運をあげていくことができるでしょう。
人生の大部分は仕事に費やすといっても過言ではないこの世の中で、せっかくなら自分の能力を存分に生かして活躍したいですよね。
ホロスコープがその一助になれば幸いです。