七赤金星は「沢」を表し、人々に潤いを与える水の気質を持っています。
人を喜ばせることで、自分も喜べるような事が大好きです。
人当たりが良く「世渡り上手」ですので、同じグループ六白金星とは違った華やいだ雰囲気を持っています。
では、より具体的な七赤金星の「適職」と「天職」を見ていきましょう。
七赤金星の適職
まずは、七赤金星の適職です。
「適職」とは、四緑木星が「得意である職業」や「適性がある職業」のことを指します。
後ほど紹介する「天職」が「強いやりがいや心からの充実感があり、生涯続けたいと思える職業」であることと比べると、「適職」はあくまで適性があるという事です。
七赤金星の人は「人当たりの良さ」「度胸がある」「適応力」「切り替えの早さ」「ビジネス感覚」など、社交的で人と接する仕事にとても適性があります。
移り気なところがありますので、一つのことをやり続けることや裏方の仕事は苦手意識を持ちやすいです。
若いうちは、比較的転職を繰り返すことが多く、歳を重ねるごとに落ち着きます。
営業やサービス業でしたら、話をしながら進める業務なので力を充分に発揮できるのですが、デスクワークやコツコツと同じことをし続けるような仕事は、苦手です。
では、七赤金星の適職で、代表的な職業を6つ紹介します。
- 公認会計士
- コピーライター
- イラストレーター
- ヴォーカリスト
- パティシエ
- 栄養士
1つずつ詳しく見ていきましょう
適職① 公認会計士
公認会計士とは、一定規模以上の企業の経営状態の監査を請け負ったり、経営全般の相談に乗ったりする会計のスペシャリストです。
社会地位も高く責任も相当重くなりますので、「度胸」と鋭い「金銭感覚」を持っている七赤金星には、とても相性の良い仕事。
特に、企業の外部から行われる外部監査に関しては「独占業務」となる事や、税務にも精通しているため、公認会計士になると税理士の資格も与えられるなど信頼性の高い職業です。
独立・開業して年収数千万円の人もいますので、やりがいも報酬も他の職業と比べて各段に違います。
資格は国家資格です。
公認会計士として仕事をするためには「公認会計士試験」に合格後、3年以上の業務補助などの実務経験を積み、専門的な知識の講習(実務補習)を受け、日本公認会計士協会の修了考査に合格したのち内閣総理大臣の確認を受けてから、名簿に登録されることが必要です。
適職② コピーライター
コピーライターと言っても広告で顧客の目を引く「キャッチコピー」から、ホームページのランディングページなど種類は、多岐にわたります。
1件100万円と言われていますので、書くことが好きな七赤金星にとって、持ち前のビジネス感覚で企画・営業に力を発揮して実益も伴うやりがいのある仕事になります。
資格は、必要ありません。
所属した場所で、教えてもらいながら経験を積んでいく事が多いです。
最近では、AIに取って代わられてしまうのではないかと言われていますが、まだまだ人でないと出来ない分野が沢山ありますので、自分の特色を活かして仕事を獲得してみてください。
適職③ イラストライター
パンフレットやポスター、雑誌などに使われる図解や挿絵を描く仕事です。
写実的なものからデザイン的なものまで様々で、描く人の個性や才能が発揮できるので豊かな表現力を求められます。
相手方の要望を聞き取ることも得意な七赤金星ですので、クライアントの求める作品を描く業務でも相手を満足させることができて、やりがいも感じられます。
必要な資格は、ありません。
イラストライターのみの採用は少なく、就業する場合はグラフィックデザイナーと兼業することが一般的です。
美術系の大学やグラフィックデザイン科、デザイン科のある専門学校で、知識を高めておくのも良いでしょう。
フリーランスで仕事をする場合は、イラストライター専業も可能です。
適職④ ヴォーカリスト
歌うことが好きな七赤金星は、ヴォーカリストがピッタリです。
メインヴォーカルから、バックコーラス、コーラス、仮歌シンガー、など歌い手としての仕事は、色々ありますが中でもメインヴォーカルが適しています。
気持ちの切り替えも早く社交的で明るい性格は、人を喜ばせることに実力を発揮します。
アーティストとして自分を表現できる一つの方法になりますので、好きなジャンルで情熱を燃やすことができます。
実績を積んでからは指導者としても活躍できるので、形を変えながら「歌うこと」を長く続けていけます。
資格は、いりません。
メインヴォーカルとしてデビューを目指すなら、目指すジャンルのスクールで歌唱法を身につけると、近道になります。
適職⑤ パティシエ
菓子店や菓子メーカーで、お菓子を作る仕事です。
お菓子作りが好きな七赤金星にとって、人を喜ばせるようなお菓子を作ることや、センスを活かして見た目も味も楽しませてくれるお菓子を研究する要素は魅力的。
ホテルや洋菓子店など就業先で経験を積み独立・開業ができれば、宣伝や接客もできますから、よりお客様の反応を身近に感じながら仕事をする事ができます。
資格はなくても就業はできますが、製菓衛生師(国家資格)を取得してから就業する人が大半ですので、持っていた方が就業や開業をする時にとても有利です。
中学を卒業してから厚生労働大臣指定の製菓衛生師養成施設で1年以上、必要な知識・技能を学ぶか、中学卒業後に製菓店で2年の実務経験を積むなどしてから各都道府県で行われる認定試験(国家試験)に合格すると、資格を取得でき「製菓衛生師」を名乗ることができます
適職⑥ 栄養士
栄養士は、学校や企業、病院や福祉施設などの給食の栄養改善や献立作成などを行う仕事です。
健康を考えたメニューや美味しいメニューを考えたり、食生活の相談に乗ったり、話を聞き出しながら自分からも提案をすることなどは、七赤金星の得意とするところ。
病院では、患者さんに直接栄養指導をするなど「人当たりの良さ」でコミュニケーション力を求められます。
「栄養士」の資格は、国家資格です。
大学・短大・専門学校で、所定の課程を修了すると卒業と同時に資格が取得できます。
「管理栄養士」は、栄養士の上級資格です。
七赤金星の天職
次は、天職を見ていきます。
天職とは、今就業している職種の業務の中で「生きがい」や「やりがい」を強く感じられる要素のことです。
七赤金星は、人懐っこさや明るい性質が活かせる業務が天職になります。
気持ちの切り替えも上手ですので「世渡り上手」と言われる強みを活かして、自分から営業をかけるような業務も、直接手応えを感じられるので相性が良いです。
では、七赤金星の天職6つの紹介です。
- イベントコンパニオン
- 料理研究家
- マナ-講師
- ファイナンシャル・プランナー
- ブライダル司会者
- テーマパークスタッフ
では、1つずつ見ていきましょう。
天職① イベントコンパニオン
イベントコンパニオンは「イベント」「催し物」「展示会」などで商品の説明をしたり、パンフレットを配布したり、ブースを華やかに盛り上げたりする仕事です。
人当たりの良さや華やかさがある七赤金星には、まさに天職ともいえます。
街頭などで活動するキャンペーンガール、説明をするナレーションコンパニオン、パソコン操作など実演するオペレーションコンパニオン、レースクイーンなどカテゴリーも色々ありますので、好きな事や得意な分野を選んでみましょう。
就業するのに資格はいりませんが、ある程度のマナーや立ち居振る舞い、容姿、体力(立っている時間が長いため)が要求されますので、普段からコンディションを整えておくことを心がけてください。
コンパニオンの仕事をするには、派遣事務所に登録するのが一般的ですが、友人からの紹介やインターネットなどの求人情報から探す方法もあります。
事務所に登録後は、クライアントが行っている面接やオーディションに合格して、はじめて仕事になります。
仕事によっては、事前の研修やリハーサル、衣装合わせなど準備の期間もあります。
天職② 料理研究家
料理研究家の仕事は、オリジナルのレシピを開発したり、企業や飲食店のメニューや商品のアドバイスをしたりすることです。
食べるのが好きな事はもちろん、アイデアが豊富で人を喜ばせることが好きなこと、そして何より考案したレシピを広めていく力が必要なので、七赤金星にはとても相性が良いです。
農家や地方自治体とのコラボなど、ジャンルも多岐にわたりますので、好きな料理や得意な分野を選んでOKです。
自分で創り出したレシピをまとめて本を出すことや、メディアに売り込んで行く度胸など、七赤金星の特性を発揮して、活躍する場を広げられる仕事です。
料理研究家になるための資格や学歴はいりませんが、調理師専門学校などで学ぶことは役立つ知識が豊富にありますし,「栄養士」や「調理師」の資格を持っていると、テレビ番組などでの「見られる仕事」も取りやすくなります。
天職③ マナー講師
マナーは「これ!」といって明確に決まっているものではないのですが、対人関係をスムーズにするために必要な「コミュニケーションの技」とも言えます。
マナー講師は、明確でない“技”だからこそ「プロから教えてもらいたい」という顧客のニーズに応えながら、大切な「おもてなし」の気持ちも伝えていく仕事です。
七赤金星の人当たりの良さや社交性を最大限に活かすことができることや、自らが手本となる業務になりますので「手応え」や「やりがい」を強く感じられます。
マナー講師になるのに、資格は必要ありません。
元百貨店勤務や、元キャビンアテンダントなど、高水準の接客技術を身に着けている人たちが、その経験を活かして転職している場合も多いので、同等に近いレベルの接客技術が求められます。
マナー講師の仕事をするには、大きく分けて2つの道があります。
企業のマナー研修を請け負っている会社に就業する道と、何かマナーで自信のあるものがあればフリーランスで始める道。
講師の仕事も「研修」だけにとどまらず、未就学や小学校低学年を対象とした「キッズマナー」などもありますので、自分の得意な年齢層をターゲットにしている部門を狙ってみるのも良いでしょう。
天職④ ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルプランナーは、通称FPと呼ばれています。
業務内容は、個人顧客の生活設計を経済的な角度からアドバイスをする、金融に関する専門家です。
「資産運用」「保険の見直し」「不動産や預貯金」から「税金対策」に至るまでデータ化して、幅広い知識や情報で、より顧客が有利になるようにプランを考えます。
金融関係に興味があれば、七赤金星の「度胸がある」「人当たりの良さ」で、金融商品の販売など接客の業務で好成績も。
コミュニケーション力が高いので、ライフプランの見直しなど少し踏み込んだ提案などもスムーズに聞き入れてもらいやすく、顧客に喜んでもらえると大きなやりがいを感じられます。
資格は、民間の資格で日本ファイナンシャル・プランナーズ協会が行うAFP(国内資格)と、CFP(米資格認定委員会と提携した上級資格)の2種類。
AFP資格は、協会指定の講習を修了後、指定試験に合格して協会に入会すると授与されます。
CFPは、AFP資格認定者もしくは協会認定の大学院で単位の取得が必要です。
天職⑤ ブライダルの司会者
ブライダルの司会者は、結婚式に欠かせない職業です。
式の雰囲気を盛り上げたり、場内を感動の渦に巻き込んだり、進行をスムーズに整えるのも司会者の腕にかかってきます。
七赤金星の気質である「人を楽しくさせる明るさ」や「気持ちの切り替えの早さ」を活かし、機転も利くのでとても相性の良い仕事です。
おもてなしの精神で新郎新婦や列席の人たちを笑顔にできるので、大きな満足感と手応えを感じられます。
ブライダルの司会者になるのに、資格はいりません。
就業には、結婚式場やホテル、派遣会社やプロダクションに所属する方法が一般的です。
経験を積んだのちに、フリーランスの司会者として独立する人もいます。
学歴なども不問ですが、ミスをしないことは大前提です。
名前の読み間違いや忌み言葉を使わないなど、基本的なマナーは身に着けておく必要があります。
天職⑥ テーマパークスタッフ
七赤金星は、主にエンターテイメントの業界の仕事がとても気質と合っています。
特に、テーマパークに関わっているなど直接お客様と接する業務で、大きな“やりがい”を感じられます。
おもてなしの気持ちを最大限に活かして喜んでもらうことや、「人当たりの良さ」「度胸がある」など、人前に出て場を盛り上げるような分野の仕事で大活躍も。
テーマパーク内の仕事は多岐にわたりますが、中でもショーやパレードのスタッフなど「夢を売る」ような業務は、ライフワークになるくらい天職と思えます。
グッズの販売やレストランスタッフなどでの接客も、七赤金星にとって満足度が高い業務です。
働くために、資格や学歴は必要ありません。
テーマパークを運営している企業へ就職するのが一般的です。
アルバイトやパートで働き経験を積んだのちに、社員として登用されるケースも多いです。
まとめ
七赤金星は、エンターテイメントの星でもありますので、おもてなしの気持ちから人を喜ばせることが大好きです。
そして、人と接することで力を発揮する事ができるので、接客業やサービス業などで活躍される方も多くなります。
晩年運ですので、中年以降は一つの仕事をやり抜くようにすると大成していくでしょう。