「好きな人との相性が知りたい」
「今の彼とは結婚までいける相性かな?」
「私にぴったりの友達のタイプは?」
「上司に気に入られたいけど、私のどこをアピールすればいい?」
「親となんだか価値観が合わない、どうして?」
生きていると、必然的に人間関係の悩みがつきまといますよね。
その悩みの原因と答えを知るために、ホロスコープを使った相性診断をしたいと思っている人も多いでしょう。
価値観や行動パターンなど、自分と相手のどこが同じでどこが違うのかを知ることで、相性を見ることができます。
でも、
「ホロスコープで相性って、どうやって読むの?」
「二重円って、なんか複雑で難しそう」
そんな風に、どこをどう読めば良いのか分からず止まっている人もいると思うので、今回は誰でも理解できるように相性の読み方を手順で紹介していきます。
恋愛、結婚、友人関係など、それぞれの悩みに応じた方法も紹介しますので、ご自分の気になる相手との関係改善にぜひ役立ててみてくださいね♪
まず今回は【理論編】として、相性診断の基本的な知識と方法について解説していきます。
別記事の【実践編】と合わせて活用してみてください♪
ホロスコープの相性診断は星座から読み解く
さて、みなさんがまず気になるのは、相手との相性が「良いのか、悪いのか」ということですよね。
なんとなくわかっている方もいるかもしれませんが、ホロスコープで客観的に相性を見ることで、より納得感が出ると思いますよ。
結論から言いますと、相性の良し悪しは星座で決定します。
実は星座にも相性があるということをご存じでしたか?
12星座は「2区分・3区分・エレメント」の3つの基準で、以下のような様々なタイプに分類することができます。
- 2区分:陽、陰
- 3区分:活動宮、固定宮、柔軟宮
- エレメント:火、土、風、水
私たちも、不思議と気が合う人、なぜか馬が合わない人、いろいろな人間関係がありますよね。
星座も同じことで、仲良しな星座、衝突することが多い星座などいろいろです。
この星座ごとの相性を理解することが、相性診断への第一歩。
ホロスコープから星座を読み取り、相性を読んでいきましょう。
自分と相手のホロスコープを用意しよう
まず、相性診断するのに必要なものは、自分と相手のホロスコープを重ね合わせた2重円ホロスコープです。
「自分を内側」に、「相手を外側」に配置しておきましょう。
もし相手の出生時間がわからなければ、相手の誕生日の0時のホロスコープと翌日の0時のホロスコープを見比べてみてください。
星座が変わった天体があれば、どちらの星座の特徴がより相手に当てはまるかを考えます。
特に「月」は2日半で1つの星座を通り過ぎていくので、要確認です。
自分で「こっちの星座の特徴の方がこの人らしいな」と思う方を採用してください。
さて、ここまで準備ができたら、さっそく相性診断の具体的な方法について見ていきましょう。
タイプ別に星座を理解しよう
それでは星座の特徴とそれぞれの相性を、3つの基準別に解説していきます。
2区分(陽、陰)
「陽と陰」は「男と女」とも言い換えられ、「男」は外交的・能動的、「女」は内向的・受容的な性質を持つとされています。
陽(男) | 牡羊座、双子座、獅子座、天秤座、射手座、水瓶座 |
陰(女) | 牡牛座、双子座、乙女座、蠍座、山羊座、魚座 |
現代社会で男は外、女は中、という考え方はナンセンスですが、古代から続く占星術ではこのように解釈します。
私たちにも性別があるように星座にも性別があるんだ、くらいに思っておいてください。
3区分(活動宮、固定宮、柔軟宮)
3区分に表れるのは行動パターン。
エネルギーを出すとき、どのような行動として表れやすいかを見ることができます。
季節の始まりの星座は「活動宮」、季節の盛りの星座は「固定宮」、季節の変わり目の星座は「柔軟宮」に分類されます。
活動宮 | 牡羊座、蟹座、天秤座、山羊座 |
固定宮 | 牡牛座、獅子座、蠍座、水瓶座 |
柔軟宮 | 双子座、乙女座、射手座、魚座 |
「活動宮」の星座は、物事を始めることが得意で、活気があって行動力がピカイチ。
「不動宮」の星座は、物事を継続させる力が秀でていて、忍耐力や粘り強さを持ち合わせます。
「柔軟宮」の星座は、変化に強く、物事を柔軟に調整するしなやかさが魅力です。
言葉の通りなので、イメージしやすいですね♪
エレメント(火、土、風、水)
別名4元素と呼ばれ、価値観で分類されます。
考えたり行動したりするときに、どのような軸で判断しているのかを知ることができます。
火 | 牡羊座、獅子座、射手座 |
土 | 牡牛座、乙女座、山羊座 |
風 | 双子座、天秤座、水瓶座 |
水 | 蟹座、蠍座、魚座 |
「火」は、情熱と直感力の塊で、思いついたら即行動。
深く考えることはあまりせず、とにかくやってみる姿勢なので色々なものを生み出す力が大きいです。
「土」は、現実的で安定を重んじるエレメント。
目標や計画をしっかり立て、まだ形になっていないものを現実化させることが得意です。
「風」は、自由を重んじ、知的なものを尊びます。
とても論理的で賢いので、人との円滑なコミュニケーションをとることも上手です。
「水」は、感情を1番に大切にする優しいエレメント。
個と個をつなげる潤滑油のような存在で、どんな物事も感情のフォローなしでは達成し得ないことをわかっています。
実践!気になるあの人との相性は何点?関係別に診断してみよう
ここまで、星座にもタイプ別の特徴があることを説明してきました。
なんとなく一つ一つの星座へのイメージもついてきたでしょうか?
ではここで、自分と相手の相性診断を行うためのワークをしてみましょう♪
表に情報をまとめる
自分と相手の天体の星座を、まず紙に書き出してみてください。
天体は太陽・月・水星・金星・火星までの5つの個人天体でOKです。
下の見本の表を参考にしてみてくださいね。
自分 | 相手 | |
太陽 | 蠍座 | 天秤座 |
月 | 魚座 | 水瓶座 |
水星 | 射手座 | 蠍座 |
金星 | 射手座 | 乙女座 |
火星 | 水瓶座 | 牡羊座 |
書き出せましたか?
これで天体別の星座が一目瞭然になりました。
共通している星座もありますね。
次は、この表をもとにエレメント別に分けてみましょう。
お互い、どんな価値観に重きを置いているのかが見ただけでわかるようになります。
自分 | 相手 | |
火 | 水星、金星 | 火星 |
土 | 金星 | |
風 | 火星 | 太陽、月 |
水 | 太陽、月 | 水星 |
見た感じの印象はどうでしょうか?
天体が集まっているエレメントがあったり全くないエレメントがあったり、もしくはバランスが取れた配置の人もいるでしょう。
これでホロスコープの情報を整理できましたね。
相性を知りたい相手との関係を確認
次に、相性を知りたい相手と自分がどのような関係にあるのかを確認しましょう。
相性診断では、相手によってどの天体に注目すればいいかが変わります。
恋愛の相性を見るときと、仕事相手との相性を見るときとでは、使う天体が違うのです。
以下で、相手との関係別に使用する天体を確認してみましょう。
恋愛での相性
恋愛の相性を見るときは、金星と火星を使います。
金星は「男性の理想の彼女」、火星は「女性の理想の彼氏」を表しているからです。
例えば、相手の男性の金星が乙女座なら、まじめで清潔感のある女性が好きと読めますし、
自分(女性)の火星が魚座なら、優しくて思いやりのある男性が好み、となります。
結婚における相性
恋愛と違い、一生を共にするような深い男女関係を読むときに使うのは、太陽と月。
「男性の理想の奥さん」が月、「女性の理想の夫」が太陽、に出ると言われているからです。
例えば男性の金星が乙女座でも、月が水瓶座だったら、自由を尊重する個性的な女性を妻にしたいと思っているでしょう。
つまり、恋愛として付き合う相手と、結婚相手として求める相手には違いがある、という事ですね。
仕事での相性
仕事関係には太陽・水星・火星を使います。
太陽は「社会的な顔」、水星は「コミュニケーションの取り方や考え方」、火星は「やる気」を表しており、これらは仕事で必須要素ですよね。
星座の相性が良いと、円滑に仕事を進めることができるでしょう。
友人との相性
月・水星を使うと良いでしょう。
オフィシャルな自分というよりは、プライベートの素の自分と相性が良いかを見るために、月を見ます。
加えてコミュニケーションの取り方も似ていると、よりストレスなく一緒にいることができそうです。
親子としての相性
家族は強固な関係を築きますので、基本的には5天体すべてを使って読みます。
人生で目指す方向性、家庭内での素の自分、会話の仕方、好きなもの、何に怒りを感じやすいかなど、全て共有することばかりですよね。
エレメントを確認して価値観もよく理解しておくと良いでしょう。
相性ランキング
注目すべき天体と、星座のタイプ別の特徴が理解できました。
ではいよいよ、「どの星座やエレメントなら相性が良いってこと?」という相性診断に入ります。
ここでは、分かりやすくするためにランキング形式で発表しますので、当てはまる箇所をチェックしてみてくださいね♪
第1位:2区分、3区分、エレメントのすべてが同じ(同じ星座)
100点満点の相性です。
「次これやってみようと思う」「私もちょうど同じように思ってた!」
打てば響くように気持ちのいい答えが返ってくる関係です。
わかりやすいように、サンプルのホロスコープを例に見てみましょう。
自分の「月」と相手の「月」が同じ「蠍座」にありますね。
例えばこの2人が友達関係なら、長期にわたりとても親密な関係を築けそうです。
「蠍座」は女性的な星座で、感情を1番大切にする「水のエレメント」を持ち、かつ物事を継続するのが得意な「固定宮」に分類されます。
心を開いた相手には惜しみなく愛情を注ぎ、それを継続できる者同士と読めますね。
さらに「月」は「感情」や「素の自分」を表すので、自分が心で思ったり感じていることが、相手も同じだった、ということが多いです。
このように、エネルギーの発揮の仕方、行動パターン、価値観がすべて同じですから、以心伝心の最高の相性と言っても過言ではないでしょう。
第2位:2区分とエレメントが同じ、3区分のみ違う
つまり、エレメントが同じ星座のことです。
例えば「火のエレメント」なら、牡羊座・獅子座・射手座ですね。
全員情熱的で、まずやってみようという物事への積極的な姿勢が共通していますが、取り組み方が異なります。
牡羊座は「とにかく周りを気にせず始める、一瞬で激しく燃えてすぐ消えるの繰り返し」
獅子座は「1度やり始めたら納得いくまでずっとやる、同じ場所でごうごうと燃えている」
射手座は「あれもこれも気になるものは同時に始める、いろんなところで燃えている」
このように、エレメントと3区分のキーワードを掛け合わせて読み解くと、違いがわかります。
行動パターンが違うということは、物事に対して様々なアプローチができるということ。
同じ目標に向かって、2人で協力して歩んでいけそうですね。
相性としては、80点の高得点です!
第3位:2区分が同じ、3区分とエレメントが違う
「火」と「風」、または「土」と「水」の関係の星座を指します。
例えば自分が双子座(風)なら、相手が射手座(火)。
同じ外向きのエネルギーを持ちながら、価値観が異なるとどうなるか。
射手座の相手があれもこれもと同時に手を出し始めたところに、双子座の自分はフットワーク軽くそれぞれの火に風を送り、火を大きくすることができます。
一方、山羊座(土)と魚座(水)ならどうでしょうか。
みんなの目標を現実化するために計画を乱発する山羊座。
「ついていけないかも…」と不安になっている人に対して、すかさず魚座が「あなたの頑張りに助けられているの」と感情面でフォローします。
エレメントの相性がいいと、お互いの能力をスムーズに引き出すことができるのです。
相性は70点、良い感じの関係です。
第4位:3区分が同じ、2区分とエレメントが違う
自分の星座に対して、3つ先または3つ前にある星座のことです。
例えば蟹座なら、牡羊座と天秤座が当てはまります。
行動パターンは同じなのに価値観が違うので、何か行動する度に頭の中でひと悶着があります。
牡羊座は「自分1人でやろうよ~」
蟹座は「仲のいい人とやろうよ~」
天秤座は「みんなでやろうよ~」
と主張し合います。
何かを始めようとする気持ちは同じなのに、始めるやり方が違うのです。
すり合わせに努力と歩み寄りが必要な関係性なので、相性としては50点です。
第5位:2区分、3区分、エレメントのすべてが違う
全くお互い干渉し合わない星座です。
自分の星座の真隣の星座か、5つ先または5つ前の星座を指します。
角度で言うと「30度」と「150度」の関係です。
真隣の星座はまだ地続きなので、星座の物語が続いており理解できるところもありますが、150度は遠い世界にある異国というイメージです。
共通点がなさすぎて「???」状態。
言葉も文化も違い、そうそう足を運ぶことができない国のことを理解するのは困難を伴います。
例えば「獅子座」なら、「山羊座」と「魚座」が150度の関係です。
その場でずっと熱い思いを燃やし続ける情熱的な「獅子座」。
精力的に目標達成に励むストイックな「山羊座」と、みんなの思いに寄り添う広い海のような優しい心を持つ「魚座」。
「喧嘩もしないけど理解もできない」といったところでしょうか。
「そんな世界もあるんだね」と見守ることで、自分との違いを楽しめるようになるかもしれません。
相性は30点とさせていただきます。
まとめ
相性診断の理論編、お疲れさまでした。
ホロスコープを読むのが初めての方にとっては、まだ理解しきれない所があるのは当然ですのでご安心を。
そんな中でも、2区分、3区分、エレメントにわけて見てみることで、星座ごとの相性への理解が少し深まってきたのではないでしょうか。
診断した結果、相性が良ければ素直に喜べばいいし、たとえ相性が悪くても悲観する必要はありません。
あなたはもう、どこが相手と違うのかを把握しているので、衝突を回避する対策を考えることができるからです。
今回は理論を解説してきましたが、実在する人のホロスコープを使って具体例を見ると、より相性診断を理解でき、使いこなすことができます。
というわけで、次回は【実践編】と題して有名人を実例にあげて検証&解説していきたいと思います。
本記事で相性診断の基本的な内容を頭に入れてから、ぜひ読んでみてくださいね。