四柱推命は統計的根拠を持つ占術で、的中率が高いことから「占術の王様」と呼ばれてきました。
ここでは、60種類ある干支のなかで「丁丑(ひのとうし)」についてみていくことにしましょう。
「丁丑は性格悪い?」と言われることがありますが、それはどういう理由からでしょうか。
今回は、丁丑の男女別の性格や特徴を紹介するとともに、
- 丁丑申との相性の良い干支ランキング
- 丁丑生まれの芸能人・有名人
についても紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。
丁丑は性格悪い?
「丁丑」の性質から見ていきましょう。
「丁」は、陰の火。
灯し火のような温かくユラユラ揺らめく優しい火の性質があります。
「丑」は、季節で言うと1月。
旧暦では冬の終わりを表します。
冬の終わりに少し春の気配を感じさせる。
でも、まだ少し肌寒い時の「暖炉の火の光」のようなイメージです。
人をほっとさせるような親しみやすい魅力がありますね。
この性質から「丁丑」の控えめな優しさが思い浮かびませんか?
控え目で優しいと聞くと性格が悪いだなんて想像出来ないと思いますが、なぜ性格が悪いと思われることがあるのでしょうか。
それは、丁丑さんのミステリアスな面が関係しています。
仲良くなると、ほんわか優しいところに誰もが好感を持ちますが、第一印象は少しクールで何を考えているのか分からないというところがあるのです。
また、集団行動などが得意ではないために、誤解されてしまうこともあるでしょう。
丁丑の人は協調性はあるのに、人に対して無理に自分を偽ることをしないマイペースな人なので、人によっては仲良くなるのに少し時間がかかったりもします。
本人は自然にしていて、自分からアピールしている訳ではないのにモテてしまう所も、嫉妬の対象となってしまいやすいといえますね。
そのために、嫉妬した人から「美人だけど付き合いも悪いし、お高く止まってる感じで性格悪いよね。」なんてあらぬ噂をたてられたりするのでしょう。
実際、「性格が悪い」のとは全く違う性質を持つ人達なので、「誤解」が大きな要因になっているのが分かりますね。
「少し損しているのかな?」と思うかもしれませんが、表面でしか判断出来ない人のことは放って置いて大丈夫です。
すぐに、丁丑の人の良いところに気づく人が現れますのでご安心を。
丁丑は異常干支?
「異常」という言葉を使ってしまうとなんだか怖いような気がしますが、悪い意味ではありません。
通常では考えられない個性、感性を持ってるという意味であり、普通ではないということから「異常」という言葉が使われています。
常人離れした感性や才能で活躍できる可能性のある人です。
ただ、丁丑の人は、この異常干支には当てはまりません。
さてそれでは、丁丑生まれの人について、男女別の性格&特徴を詳しく見ていきましょう。
【丁丑】男女別の性格&特徴
【丁丑】男性の性格&特徴
まず、丁丑生まれの男性の性格&特徴を紹介します。
上品
物腰が柔らかく、ガツガツしたところがない丁丑の男性。
その角がないところから、お坊ちゃまっぽいなんて思われることも。
細かい気配りができるので、困っている人がいると優しく手を差しのべられる人なのでモテます。
服装もお兄さんっぽい上品な服をカジュアルに着こなすことが上手。
そんな、お洒落と定評のある丁丑の人。
見た目も中身も清潔で洗練された人が多いでしょう。
アーティストタイプ
他の人が気づかないような小さいことに気づける、繊細な感性の持ち主。
自分が興味を持ったことに情熱を注ぎ、ひたむきに追求できることから、「気づいたら趣味が仕事になっていた。」なんてことも。
ユラユラゆらめく火のような不安定さが創造力や表現力にも繋がっています。
芸術的な才能があるので才能を活かせる職業につくのもお勧めです。
真面目で誠実
基本的に保守的で現実主義なので思い切ったことはしませんが、何事にも真面目でコツコツと努力するタイプなので、気づいたら目的を達成していることも多いでしょう。
誠実な性格をしているので浮気とも無縁です。
真面目で落ち着きがあり更に知的なので、丁丑の人が言うことにはつい納得してしまうでしょう。
正直で嘘がつけないので信頼できますね。
意外と好き嫌いが激しい
普段好き嫌いを表に出すことがないので意外に思われがちですが、丁丑の人は人に対して好き嫌いが激しいです。
頑固な一面があるので、人に合わせるように見えて譲らない面もあります。
自分が「こうだ」と決めたことに対する拘りは人一倍強いので、拘りを曲げてくるような人は受け付けません。
【丁丑】女性の性格&特徴
次に、丁丑生まれの女性の性格&特徴です。
ほんわか、おっとり系
灯し火のような温かさを持つ丁丑の女性は性格も温かみがあり、一緒にいると癒されます。
柔軟性があるので、人と会話を合わせて楽しむことも得意です。
丁丑の人が一人でもグループにいると安心できるので、大切にされるでしょう。
お洒落
独自の美意識を持っている人が多く、スタイルも良い人が多いのが特徴です。
自分が似合うものを分かっているので、決して量産型では無いスタイリッシュなお洒落さんが多いのです。
個性的ながらも上品で、さり気なく流行も取り入れているようなスタイルには男女問わず憧れられることが多いでしょう。
最先端の持ち物を持っていたりと、丁丑さんの女性からは目が離せませんね。
ミステリアス
控えめで聞き上手な丁丑の人。
普段はあまり自分の話をしないので、何を考えているのか分からないと思われることもあります。
ですが、その全てを語らないところが魅力になって人を引きつけます。
全てを語らないのは、少し照れ屋な面もあるからなのです。
自分が話題の中心にいることが少し居心地悪く、話を振られても「〜ちゃんはどう思う?」などさっさと人に話を振ってしまうところもあるでしょう。
2人きりや仲良くなれば自分の話しもたくさんしてくれるので、それだけで話てくれた人は嬉しくなるでしょう。
我慢強いけど、急に爆発する
いつも周りの人を優先して、自分のことは後回しにしがちな丁丑の人。
日頃から、「自分さえ我慢すれば上手くいく!」とグッと気持ちを抑えてしまうことは無いでしょうか。
我慢の限度が超えてしまうと、怒りを撒き散らしてしまうことも。
丁丑の人の中では、我慢に我慢を重ねて爆発。
想定外の事が起こることも苦手なので、パニックになってしなうことも。
いつもは温厚なので周りの人からは急に怒り出したように見られたり、沸点が分からなくて困惑されてしまうことも。
丁丑と相性の良い日柱干支ランキングBest3
相性も気になるところですよね。
ここでは、恋人としての相性の良い干支をランキングにして紹介します。
好きな人の干支がランキングに入っていないとしても悲しまないでください。
お互いの特徴を知ることで相手を深く理解し、良い関係を築くことができます。
また、相性が良い場合でも何もかもがうまくいくわけではありません。
相手を理解する努力を続けていくことが良い関係をキープするカギになります。
第1位 壬子(みずのえね)
丁丑の人と壬子の人は「天地徳合」と言われる最高の相性です。
お互いに自然と惹かれあい、考えを理解しあえる関係です。
海のように広くて大らかな壬子の人と、ほんわか癒し系の丁丑の人。
2人の性格は違っているようで、すごく合います。
丁丑の人の繊細なところや、こだわりが強いところも、壬子の人は笑顔で受け止めてくれるでしょう。
2人の間には穏やかな空気が流れていきます。
第2位 壬申(みずのえさる)
アクティブで行動的。
見るからに陽気なオーラをまとっている壬申の人に、丁丑の人は憧れを抱きます。
一見全然違う性質の人同士なのですが、何故か気の合う2人です。
壬申の人は盛り上げ上手で、いつも楽しませてくれるでしょう。
お互い穏やかで気を使うことができるという部分が似ているので、居心地が良いのでしょう。
壬申の人は、丁丑の繊細なところも良いところとして引き出してくれます。
長く一緒にいても、いつも新鮮な気持ちでいられる相性ですよ。
第3位 甲子(きのえね)
甲子の人は60干支の中でも1番目。
「物事の初まり」を意味するだけあって、明るく優しくリーダーシップもあります。
すばしっこい性格で次々と行動を起こしていくタイプなので、丁丑の人はその行動力に憧れることも多いでしょう。
芯が強く流されたりしない甲子の人は、とても頼もしい存在です。
甲子の人も、丁丑の自分にない感受性豊かな部分を素直に良いなと思います。
お互いが知らない世界があることに惹かれあい、仲を深めていきます。
丁丑の人は優しく尽くしてくれるので、甲子の人も居心地が良くお互いに居なくてはならない存在になる相性です。
丁丑の有名人・芸能人
丁丑生まれの有名人を見てみましょう。
どのような特徴を活かして活躍しているのでしょうか。
男女別に見てみます。
【丁丑】男性の有名人・芸能人
- 小沢一郎さん(政治家)
- 長渕剛さん(歌手)
- 唐沢寿明さん(俳優)
- 西野亮廣さん(お笑いタレント)
- 竹内涼真さん(俳優)
独特な存在感を持ち、芸術的な才能を発揮している人が揃いますね。
ずば抜けた才能を持ち、継続して続けているような人ばかりです。
【丁丑】女性の有名人・芸能人
- 向田邦子さん(脚本家・エッセイスト)
- 栗山千明さん(女優)
- 西野カナさん(歌手)
- 中条あやみさん(女優)
- 杉咲花さん(女優)
可愛らしい内面の、女性らしい印象の人が揃います。
美しい容姿に甘んじることなく、努力を重ねる人たちですね。
まとめ
今回は、丁丑の人の男女別性格、相性ランキング、有名人を紹介してきました。
丁丑の人がクールに見えるのは一瞬。
本当は優しくて控え目でちょっぴり照れ屋な一面もある愛らしい人です。
ゆらめく火のような不安定でミステリアスな一面もあり、全部をさらけ出さないところで人を不思議と引きつける魅力があります。
計算なしでそれをやっているのに、たまに計算高いと誤解されてしまうことも。
誤解されやすい割に、本人はマイペースであまり気にしていないのが、丁丑の人の良いところでもあります。
これからもマイペースに自分の感性を信じて突き進んでいきましょう。